Posts

Showing posts from 2017

「優しい音楽会」放送お疲れ様でした。

Image
参加者として放送は最初から最後まできっちり通して観ました。 出品曲自体は先に殆ど聴いていたので改めて個別に感想を言うこともなかったのですが、放送中Twitterでも触れたように、曲の特性上生放送では時間の流れがゆったりとするように感じました。 そんな中自分の曲が流れるとふと我に返ってしまうわけですが、それは自作品であることの他に、比較的起承転結のはっきりした構成になっているという理由もあったかと自分では思っています。 というのは、僕が参加を決めたタイミングは期間中の後期も後期だったので既に多くの参加曲がアップロードされており、流れの穏やかな作品が多い傾向であると判断したため、自分の曲は少し展開をはっきりさせて全体の中でアクセントになればいいかなと思ったのです。 そして投稿時点であまりストレートに情感的な曲はないように思ったので最初の曲はfeelのようになりました。 二曲目は一曲目と少し違う曲調を狙い、やはり全体の傾向とは違った曲としてHOSHIYUMEを作りました。 全体の傾向とは違う、と偉そうに言ってますが、実際のところ自分の得意な曲調で勝負しただけなんですけどね。 結果としてこの意図がどれだけ達成されたかはわかりませんが、コメント、Twitterともに多くのお褒めの言葉をいただき、嬉しいとともに恐縮でもあります。 やはり皆さん面白い曲を作られますし、中には物凄い完成度の曲もあり、そんな中に自分の曲を置いてどんな反応が来るかというのは不安でもあり、放送の中で流れたときには少しの気恥ずかしさもありました。 なので、上記のように好意的なコメントを頂けたのは本当に嬉しかったですし、ある種「わかりやすさ」 が一つの武器にもなったのかな、と個人的には思っています。 また、Twitterでは主に参加者によるコメントがされていましたが、放送終了後に皆さんの制作環境などに関する話が持ち上がり、興味深く読ませていただきました。 ともあれ、参加者の皆さまお疲れ様でした。 そして、今回の放送をご覧になって楽曲制作に挑戦しようと思った方、是非挑戦してみてください。 本企画前から音楽制作を続けていた僕とは状況が異なるかもしれませんが、自分の体験からいえば、その一歩を踏み出した時の達成感は得難いものがあると思います。 最後に宣伝を少し。 今回投稿した曲は

優しい音楽会

ヒテッマ……何でもない人さんの主催する「優しい音楽会」に参加しました。 かの人の主催するイベントに参加するのは初めてです。 今回は「優しい」ということでそのように曲を作りました。 他の参加者の曲を聴くと、テーマを逆手に取った、あるいはあえて無視したような曲が散見され、 やっぱりきれぼし脳は違うぜー等と思いながら聴いていました。 僕も遊び心を入れるのは好きな方なのですが、初参加で遊びを入れるには冒険心が足りませんでした。 以下、自分の参加曲についてざっと語ります。 feel S.E.N.S.の洗礼をもろに受けた曲ですね。タイトルも。 シンセストリングスやベルなんかで厚みを出そうともしましたが、今の自分では整理しきれない気がしたので最後リズムが入るまでストリングスのみで進行することにしました。 なので若干音が薄い感じがします。 今思うと、あまり急がずにもっと手を入れても良かったと少し後悔しています。 HOSHIYUME(星夢) こちらはDetektivbyran、Wintergatanの影響下でしょうか。 タイトルはプロジェクト作成時に仮題としてつけたファイル名そのままです。 金属鍵盤打楽器を3つ入れているので全部同時に鳴るとフレーズが聴き取りづらくなるのですが、まあそれでも良いかと思って突っ切りました。 ベースラインが最初浮いてるのとドラムの金物が思った以上に埋もれてしまったのはちょっと計算外でした。 あとはきらきら星の引用がアレンジに関する規約に引っかからないか心配です。 こんなところでしょうか。 いつもより短時間で曲を仕上げることになったのと、普段とは違うシチュエーションで曲に向かったので経験としては貴重なものになりました。 紹介放送が楽しみですね。

[オリジナル曲]Scarlet

Image
すっかり涼しくなってきましたね。 紅葉の季節も近いでしょうか。 少し早いですが、音楽で紅葉の景色をお届けできればと思います。 今回の曲は最初から紅葉をイメージして作り始めたのですが、いかがでしょうか。 うまくイメージを伝えられていれば嬉しく思います。 曲中何度も鳴らされる拍子木の音、元々はもっと違う音をイメージしていたのですが、ぴったりの音を見つけることも作ることもできず、こういう音に方針を変えたという経緯があります。 これはこれで悪くないのではないかと思うのですが。 紅葉の曲ということで自然とヒーリングミュージックっぽくなったのですが、おかげでS.E.N.S.の曲を久しぶりに聴きたくなったりしました。 やっぱり良いなあ、曲にしても音にしても深みが僕のとは段違いだ。 そんなこんなで少しへこみもしましたが、さらなるレベルアップを目指して修行を続けますよ。

The Pineapple Thief - Where We Stood

発売は10月に延期となったThe Pineapple Thiefのライヴアルバムですが、購入者にはMP3アルバムのダウンロードが送られてきました。 最初のファイルにタグ情報がなくタグ情報を入力し終わったところで修正版ファイルが送られてきたので些かぐったり。 さて、本作のポイントは何と言ってもGavin HarrisonとDarran Charlesの参加。 "Your Wilderness"収録曲は勿論のこと、これまでの楽曲でもこの両名によるテクニカルな演奏が入ることで「今」の彼らのパフォーマンスに生まれ変わっています。 正直なところ、演奏は荒削りと言ってもいい内容だし、音の強弱差がそれほど大きくないのでスタジオ版にあった静と動の妙はあまり感じられないのも確かなのですが、代わりにライヴならではの勢いとアグレッシヴな表現が新たな表情を見せているように思います。 特にDarranのギターが原曲より遥かに大胆かつテクニカルに攻めることで強烈な印象を与える曲が幾つか存在していますね。 フェイバリットの一つである"Reaching Out"などは典型といえると思います。 代表作"Part Zero"でも原曲のギターソロが完成されているから大人しいかと思ったら見事な速弾きを披露するシーンあり。 また、スタジオ盤ではあまり主張しないキーボードも時々強烈な音で前に出てきます。 そしてヴォーカルはアコースティックギター弾き語りになった時に最大の存在感を放っています。 総じて、印象としてはファン向け。 新規のリスナーにはスタジオアルバムの方が適していると思います。 ファンが「ライヴ」なTPTの姿を求めるなら好適な作品でしょう。 特にギターファンにはお勧め。勿論、Gavinのドラムの存在感は抜群なのでドラム好きにもお勧めできます。 あとは、BDで映像がついた時にどれだけ印象が変わるのか、楽しみです。

Ceruleanと8月31日

Image
昨日8月31日、8月の終わりを期して二つの新曲をアップロードさせていただきました。 "Cerulean"はそのタイトル通り、夏の晴れた日の青空をイメージした楽曲です。 最初と最後のピアノソロは夏の終わりの空気を、中間部は夏空の爽やかさを表現したつもりです。 シンセサイザーによる浮遊感と疾走感を感じて頂ければ幸いです。 "8月31日"はやはりタイトル通り、8月の終わり、過ぎゆく季節と夏休みの終わりをイメージしました。 当初ベースやドラム、ストリングスなどの導入予定もあったのですが、ピアノパートが完成した時点で楽曲として完結していると感じ、これ以上の追加は蛇足だと思いました。 結果としてシンプルなピアノソロとなり、またその表現は使い古されたものかもしれませんが、僕にとって偽らざる夏の終わりへの気持ちを音にできたと思っています。 ともに夏の終わりと秋の始まりという季節の移ろいに対する感情を込めた楽曲です。 "8月31日"がより日本的な季節感を押し出したものとするなら、"Cerulean"はやや西洋的な夏の感じ方を含めたものといえるかもしれません。 そして、夏が終われば秋が始まります。 僕の一番好きな季節にして、9月は僕の誕生月でもあり、これらの曲はそんな思いもこもった作品となっています。 楽しんで聴いていただけると嬉しいです。

深夜廻~メインテーマ~

Image
去る24日にゲーム「深夜廻」が発売されました。 僕もサウンドトラックCD目当てで日本一ショップ限定版を購入しました。 CDの曲数は少ないですが内容、ほかの特典、パッケージ含めてすばらしい仕上がりでした。 ゲームは……まだPS4持ってないのにPS4版を選んでしまったので。 さて、このほど自身二回目の( あれ はノーカウントで)カバー曲の試みとして本作のメインテーマをカバーしてみました。 選曲の理由として、公式サイトで流れていて非常に耳に残ったこと、発売のタイミングが近かったことがあります。 今回は 前回 とは違って原曲の流れを完全になぞった上でアレンジを施す手法で挑みました。 というのも、ピアノのコピーが大変だったのでとにかくまず全部聴き取らないと始まらないぞと。 前回は何だかんだテーマがはっきりしていたので構成に変化をつけてもやりやすかったんですよね。 で、結局不完全なピアノコピーをベースに肉付けをしていくことになりました。 聴き取れなかった部分は自己流で補完している訳ですが、聴き取れた部分も自己判断で改変しているところが幾つかあります。  ここで問題なのがどうアレンジするか。 原曲通りストリングスなどを導入しても原曲の劣化コピーにしかなりません。 であれば別の道を探るべきだと思い、その類の楽器を一切用いない方向でアレンジを始めました。 結果としてトラックは8トラック、内訳は Evolve Mutations 2 が1、 The Giant が2, 残りの5つが Una Corda となりました。 冒頭のオルゴールに使ったEM2以外すべてピアノ音源という内容です。 最近これらの音源の面白さにはまっていたのでなんとなくそういう方向に収まっていきました。 ただ持続音系がふわっとした音になりがちで、 この辺 があればストリングスの音をカバーできたのにとも思ったのですが。 全体にちょっと音が響きすぎの感はあります。 内容について触れると、メインのピアノはUna Corda Pureのベーシックプリセットを少しいじったもの。 打撃音はThe GiantのGiant Noiseプリセットです。 前者は普通のピアノとは異なる響き、後者は通常のパーカッションにはないインパクトを求めました。 このコンピは Eclipsed

[オリジナル曲]Dreaming Doll

Image
"Azure"以来久しぶりの普通の曲です。 今回はいつものループ音楽を作ろうとしていたのですが、展開が大きくなってループに向かなくなったという事情で通常の楽曲として構成しました。 三拍子の比較的よくあるチェレスタ中心の楽曲です。 ジャンル的にはゴシックと言っていいでしょう。 フレーズごとに器楽構成を少しずつ変えて、最後にピアノソロで締める構成です。 各フレーズを二回繰り返して次に展開するので若干水増し感がなくはないですが。 最後に少し転調がありますが、急な同主調転調は癖みたいなもので、若干違和感があるかもしれません(最新の" Across The Border "でもやってますが) 。 個々のフレーズ自体は割とよくできたと思っています。

反応

曲の改善点が知りたいことと動画の宣伝も兼ねて、Cakewalkの フォーラム に"Azure"の動画を投げたわけですが、ポジティヴな反応やちょっと手厳しいアドバイスなど少しコメントを頂けてうれしく思います。 フォーラムの方々の温かい反応は非常にありがたく、またコメントは技術的にもモチベーション的にも助けになります。 日本語の記事で届くことはないと思いますが、あらためて感謝申し上げます。 さて、それを置いても最近ニコニコ動画でコメントやマイリストを頂けることもあるようになってきて、これもまた嬉しい限り。 更にありがたいことに、多くが評価や応援のコメントで本当に励みになります。 最重要なはずのYouTubeでは再生が増える以外に何もリアクションがなく寂しいですが。 やはりYouTubeで目立つくらいまでレベルアップしないとなと思わされます。 このように日々成長を続けている手応えを感じています。 願わくばもっと多くの人に音楽を届けられるように。

曲のこだわり

Image
ネット上に曲を公開し始めてから一ヶ月以上経ちました。 前に書いたように多くはゲーム音楽を意識した作りになっています。 なのですが、そこにも自分なりにこだわりというものがあったりします。 それは単独で楽しめる曲にすること。 何を当たり前な、と思われそうですが、多くのフリー音楽素材屋さんの曲を聴いて感じるのが、不特定の目的に使われるため主張を抑えたプレーンで馴染みやすい作りになっていることが多いということです。 そうするとどれだけ質が高くても単独で聴いた時の印象はそれほど強くないということが多いのです。 そういうタイプの素材作家さんは沢山いますし、僕よりもずっとプロフェッショナルな制作をされているので同じ土俵では勝負になりません。 ので、自分は自分の作りたい曲を作る、ピンときた人だけ使ってくれ、というのが自分の姿勢であり、そんな自分の癖が目立つためには必要になるのかなと思っています。 正直、自己評価として自分の素材曲は特にループのタイミングに結構癖がある事が多く、具体的には通常ループは(繰り返し主体なら特に)偶数フレーズで行うことが多いと思うのですが、僕の曲は奇数フレーズで妙なループの入り方をすることがあるので、繰り返した時に独特な感覚がある(と、自分では思っている)わけです。 これは最近アップロードした「 Keep Me Breath 」や「 時の残光 」 などで聴かれると思います。 また、曲自体もあまり汎用性を考えずにやりたい放題やることがあります。 これは昨夜(と言うか今朝)アップロードした「東の風」が典型ですかね。 そういうわけで、自分は自分の道を行く、そういう姿勢でこれからも行きたいと思います。

Symphony Series - Completed!

KOMPLETEにEssencial版が3タイトルで収録されたときはもうないのかもしれないと思っていたNative Instrumentsの Symphony Series - Percussion が発表となりました。 制作はまさかの Sonuscore 。 Soundiron かと思っていたので意外でしたが、スタジオ収録ということで使い勝手は良さそうです。 そして期待していた バンドル も無事発売。 アップグレード版は75800円と総合オーケストラコレクションとしてはお手頃なのがうれしいポイントですね。 僕の場合それを使いこなすべく修行とキーボードを買うのが先決ですが。 通常版の価格は129800円ということで、 Spitfire Symphony Orchestra が比較の視野に入ってきそうですが、あちらのほうが大規模かつ通常のオーケストラとして使いやすいと思いますが、より高額なのとパーカッションが別ラインなのがネックになりそうです。 Cinesamples はもっと高いし、 Cinematic Studio Series は来年に遅れているし、 Sonokinetic Orchestral Seriesはいつ完成するかわからないので、外ならぬNI製品である点も含め現時点でKONTAKT用オーケストラ・ライブラリーの最右翼と思われます。 ただ、Essencialを使った感じWoodwindsのノイズが少し気になるんですよね。

ゲーム音楽的なあれこれ

Image
僕の公開している楽曲のほとんどはループしてフェードアウトで終わる構成になっていますが、多くの場合曲調からお察しいただける通り、これはゲーム音楽を意識して行っています。 そもそも僕はプログレ好きであると同時にゲーム音楽(それ以外のサントラもですが)を愛好していて、作曲家としての夢を語るならゲームのサウンドトラックを作ってみたいというくらいです。 そういうわけで、前にも書いたようにゲームに使えるような曲を作って ニコニ・コモンズ や Google Drive でフリー素材として配布するという試みを行っています。 割合が極端に偏っているのはこちらの活動に軸足を置いているから、それと凝った楽曲は時間がかかるのでそもそもたくさんできないためです。 素材楽曲は多くの場合短時間でできますし、いろいろな曲調に挑戦することで経験を積む意味でも楽しくできています。 何より今は曲を増やして名前をアピールしたい時でもありますし。 実際、最近はある程度の評価もされるようになってきましたし(YouTubeを除き)、コモンズもちょこちょことダウンロードされているようで、少しずつ成長を感じています。 このまま歩みを止めずに進みたいですね。 ちなみに最近の作品は結構自信作です。

[オリジナル曲]Azure

Image
続いて、こちらは現時点で最新の作品です。 わかる人はわかると思いますが、 Zircon さんの影響をもろに受けた楽曲です。 そう意識したというよりは最近よく聞いていたので影響が出てしまったという感じです。 さて、ファイルの日付によれば5日間付きっきりで苦心していたこの曲、結論から言えば「三日月」と同じ弱点を持ち越してしまっています。 つまりその場の思い付きで音を入れるからアレンジが散漫になるのですね。 今回はキャッチーなテーマもないので余計に問題な気がします。 ただ、全体の流れは「三日月」より自然にできたと思いますし、SONAR 30周年Raptureプリセットから早速使ってみたギターもいい感じではないかと思うのです。 ちなみにD-Proのguitar noiseプリセットも併用しています。 しかし今回辛いのは、なまじZirconに似ている分だけレベルの差が浮き彫りになってしまっているところですね。

[オリジナル曲]三日月の影は水面に沈む

Image
少し前の話ですが、オリジナル曲「三日月の影は水面に沈む」についてです。 この曲は少なくとも6年前に手を付けていた曲でした。 テーマとなるフレーズは固まっていたもののそれ以外のアイデアが浮かばずに半ば放置状態になっていました。 しかし音楽制作を続けるにつれ「今ならこの曲を完成させられるのでは?」という思いが浮かんできて、取り組んでみることにしたのです。 結果は……満足とは言えないかもしれません。 構成、アレンジ的には全体を通してまとまりが乏しい気がしますし、音質も納得のいくものではありません。 それでも笛のようなシンセサイザーのフレーズはよくできた(特に最後の転調パート)と思っています。 何より何年も浮いていた曲に一つ区切りをつけられたことは自分にとって良かったと思うのです。

楽曲の良さ

ちゃんとした音楽制作を始めてから一月ほど経ちました。 この間自分がどれだけ成長できたのかはわかりませんが(あまりできていないような)、一つずっと気をつけていることがあります。 楽曲の質のことを考えるとき、例えば生のギターやキーボードで凝った音作りをすれば格好良いトラックが出来るでしょうし、優れたプロダクションが施されれば印象的な仕上がりになる。 それは、そういう音楽をずっと聴いてきている自分がよくわかっていることです。 そこへいくと、僕はまだプロダクションの腕は全然ですし、アレンジの技術も荒削り。 とても質のいいトラックが出来るレベルにはありません。 それでも僕が出来ること、最初から一貫して気を使っているのは、そうだとしてもいい曲だと思えること、です。 もともとSMFで制作を行っていて、その時はMSGS以外の音で制作ができないわけですが、そんな音でも製作中に自分がいい曲だなと思って鑑賞モードになる、それを条件に曲を作ってきました。 それは今でも変わらず、たとえ音質が今一つでも、アレンジが未熟でも、曲の柱だけは良いと思えるものを発表しているつもりです。 いい曲は例えばファミコンやゲームボーイの音でもいい曲として受け入れられてきたはずで、それは曲の核の部分が心に触れるからだと思います。 極端な話、どんな形であれその核を届けるのが音楽の仕事で、アレンジ以降の技術的な部分はその手段でしかないのかな、と思っています。 こんなこと言うと言い訳っぽく聞こえるかもしれませんが。 とにかく、今後も質はどうあれいい曲を届けることを目標に頑張っていこうと思います。

ニコニ・コモンズとこれからの話

今まで公開した楽曲のうち先日も共有したループ可能な楽曲を ニコニ・コモンズ に登録しています。 残念ながらOGGファイルをアップロードすることはできませんのでMP3形式ですが、プロフィールから先のGoogle Driveにリンクを掲載しています。 ここに登録済みであるか否かにかかわらず、僕の公開した作品は基本的に自由に利用していただいて構いません。 唯一(ないとは思いますが)営利目的での利用のみ事前報告をいただきたいと思っています。 こうしていろいろな場所で作品発表の場をいただいているのは当然自分の楽曲に多くの人に触れていただきたいと思っているからですが、その前提として音楽を収入化するという目標があります。 その目標にはまだまだ遠いというのが正直なところですが、それでもニコニコなどでは少ないながらマイリストや評価のコメントなどを頂いており、励みになっています。 「凄く好き」という一言だけで、音楽を発表してよかったと思えるのです。 まだまだ技術が足りず満足のいく作品をほいほい作るというわけにはいかないのですが、少しずつでも成長してより楽しんでいただける楽曲を制作する、そしてより多くの人に聴いてもらう、というのが今の目標です。 そのためにも今より良い制作環境を……その助けに収入化を……それにはより良い楽曲を……とループに入っているのですが、質の高い楽曲を自力で起点にするしかないですよね。 それでは、頑張ります!

OGGループ楽曲

今まで公開したうちループ可能な曲をRPGツクール対応(多分)のループ仕様にしてアップロードしました。 将来はBGM素材サイトとかできたらいいなと思っているので、その第一歩といったところでしょうか。 リンクは こちら になります。興味がありましたらご利用ください。 ループしない楽曲は こちら 。いずれも自由に利用していただいて結構です。

Sommarfågel

Image
YouTubeに動画を 投稿し始めて からそこそこ経ちまして、再生は全然伸びないながら10本目となりました。 その節目の曲には、オリジナル曲ではなくカバー曲のSommarfågel(原曲は Wintergatan )を選びました。 理由はいろいろあって、節目だから特別なものにしたい、この曲大好きだし、再生されやすいかもしれない(大外れでしたが)等々。 ただし、これは本当に難産でした。 まず原曲が非常に複雑かつ高速なので聴き取りづらい。 更にアレンジの方向もなかなか定まらず、原曲そのままにも全くの別物にもしたくなかったのであれこれと試行錯誤していました。 最終的にピアノを中心にしたアレンジで最後にリズムが入って盛り上がる構成になりましたが、中盤で不思議と前身バンドであるDetektivbyranのような雰囲気が出てきたのが面白かったです。 原曲と比べるとフレーズや展開をかなり切り詰めているのですが、元々同じテーマを様々なアレンジで演奏することで構成されている曲なのと、バックの細かいフレーズまで再現すると原曲に近付いてしまい、労力の割に自分の意図と離れてしまうことからこれでいいと思いました。 また、初めてドラムを自分でミックスした作品でもあります。 とはいえ音源が今までと違うので比較にならず、ちょっと判断をミスったと後悔。

オリジナル曲投稿してみました。

Image
長らくどうしようか迷っていましたし、そもそも動画の準備もどうするかだいぶ困っていたのですが、この程自作曲を公開してみました。 出来はまだまだの内容ですし、知られていないので当たり前ですが全然再生してもらえていないのですが、とりあえず一歩踏み出せたかなとは思っています。 あとはどう再生数を伸ばすかですかね。 本記事の時点で三曲公開しています。 SONARの練習として最初に作った曲です。 色々なことをやってみたかったので変化に富んだ(やや急展開気味な)構成になっています。 個人的には中盤の重いリズムや最後のピアノソロなどは結構気に入っているのですが。 昔作ったMIDIファイルから引っ張り出された曲。 少しひねったコード進行は割とお気に入りなのです。元は更に展開していたのですがくどいのでカット。 イメージとしては「ゲームで空を飛ぶシーンの曲」だったように記憶しています。 こちらも昔作りかけた曲ですね。 「RPG後半のフィールド曲」というイメージだったと思いますが、それにしては展開の多い構成ですかね。 繰り返し中心のテーマは改めて聴くとややしつこいかも。 以上。 もしも少しでも気に入ってもらえた方がいらっしゃいましたらご支援いただければ嬉しいです。

質はさておき一曲仕上げてみるべし

そんな精神でとりあえず一曲ファイナルミックスまで仕上げてみました。 自己評価は、うーん Composition: Average Arrangement: Not Good Programming: Average Mix: Poor Master: Poor といったところでしょうか。 そんな出来なので発表するかどうかは未定ですが、初めて最後まで仕上げた曲としての愛着は結構あるからなぁ。 それにしても、自分は展開に困るとそれまでと全く違う要素を導入して無理やり次に持っていく癖があることがわかりました。 結果として展開に意外性があるというか無茶な流れになっているというか。 最初にこういう曲にしようという意図がなかったのは確かですが、ラストは決まり文句とはいえ結構自分でもジーンと来たりして(笑)。 とりあえず、一歩踏み出した感覚はあるので、自身を持って発表できる曲を作るまで頑張りたいですね。

打ち込みとピアノ

現在は予算の関係でDAW用のPCにMIDIキーボードなどの演奏用機材がない状態なのですが。 それでも曲を作りたい、と打ち込みでポチポチとやっているわけです。 しかしながら、打ち込みで演奏らしさを出すのはやはり難しくて、キーボードがあれば、とは思ってしまいます。 というわけで、自分が打ち込みでどれだけピアノを表現できるかのテストです。 正直まだ調整の余地はあるのですが、このあたりで根気が尽きました。 やはり直接演奏するのとは大きな差がありますね。 曲自体は思いついたまま打ち込んでみただけで特に意図があるわけではないです。 久石譲さんなどに似ている、という感触がある気がしますが、意識してというよりもなんとなく似てしまうくらいに影響を受けているということでしょう。 Fminで即興で弾くと地味に引っかかることがあったりしますね。 打ち込みは打ち込みで自分では弾けないフレーズを表現できるなどメリットはたくさんあるので、上手く使っていきたいところです。

新譜の話題とか

Twitterも始めたし、今まで放置状態だったこのブログもちまちま更新していこうと思うのですよ。 とはいえ書こうと思っていたことはほとんど旬が過ぎちゃったし……。 そうだ、さっきメールチェックしたら Burning Shed から Anathema の新譜を発送したとのメールが届いていました。 届くまでは一週間くらい、楽しみです。 何を隠そう、このアルバムは現時点で今年一番期待しているアルバムなのですよ。 公開されているティザーの僅かな音の断片を聴いているだけであまりの美しさに期待が膨らんでいます。 今年はぼちぼちと新譜を集めていますが、良作が多くてどれを聴こうか迷う状態が続いています。 とりあえずざっと感想を述べると Isildurs Bane & Steve Hogarth - Colours Not Found In Nature/超傑作。最初と最後にロックらしいノリが入るも全体的にはバラード。三曲目は名曲。h氏の声のせいでMarillionに聴こえる。 Magenta - We Are Legend/プログレ。変拍子があるとなお良かった。場面や展開が印象的で中毒性あり。曲が長いので気軽に聴けない。 FreddeGredde - Eyes On The Edge/ポップ。メロディが良く曲想が多彩なので飽きない。こういう作風だと歌がうまくないのが気になるのが痛い。 White Willow - Future Hopes/まさかのアンビエント化。いつもの暗いプログレを期待するとびっくりする。わかりやすいフックがないので取っ付きにくい感。 Carptree - Emerger/いつも通り。相変わらず気味は悪いのにメロディが聴きやすくて完成度の高さを感じる。一曲あたりのボリュームが結構ある。 といったところ。 今年は7月に Discipline の新譜に RPWL のライヴ作品、10月には Kayak の新作が登場予定となかなか楽しみなスケジュールになってます。 Kayakは予約で一曲のデモが聴けるのですが、この曲が凄く良くて期待させられます。 ドラムとベースがプログレっぽい(平たく言えば技巧的な)演奏になったのとギターの音が最近より70年代に近い気がするのに加え、曲自体も70年代を思わせる部分があって嬉しいです

災難と旅行と

Image
今年は初っ端からひどい風邪を引いて寝込み、その後も派手に転んで足を怪我する、頭痛でダウン、胃炎で血を吐いて数日倒れる、熱を出して寝込む、などかなり災難に見舞われました。 昨年の年末デレステガシャで茄子さんとよしのんを一度で引いたことで今年の運気を使い果たしたか。 仕事についても周囲の環境に対するストレスが強くて鬱っ気が戻りつつあります。 今年は目標に向かって頑張ると決めたのであまり調子を崩したくはないのですが。 さて、先日旅行に行ってきました。 色々と巡ったのですが話題にするとすれば最初に訪れたここ。 今人気のあの子が仲間入りした動物園です! 勿論他にも色々な動物がいましたが、熱い日だったのでネコ科を中心に外にいた連中は軒並み寝込んでいました。 問題のサーバルキャットは屋内飼育だったのですが、 これまたお昼寝中。 他の動物と比べて見ている人が多かったように感じました。 そばにいたカップルが普通に「サーバルちゃん」と話しているのが 面白かったです。 博物館には話題の動物たちの記事が置いてありました。 この博物館がまたなかなか楽しかったのですが、それはまあ置いておいて。 ジャパリ のんほいパークはサーバル目当てでなくても十分楽しめる施設なので、豊橋近くにお越しの際は訪れてみるのもいいと思います。 あ、特に何かしようというのではなく単にSNSアカウントが一つもないと不便な世の中だからということになりますが、Twitter始めました。 IDは trashbeds になります。 特に何か呟くかはわかりませんが、とりあえずよろしくです。

明けましておめでとうございます。

昨年は個人的にはいろいろな変化があった年でした。 今年は、それを受け継いでもっと大きな変化へ走り出す年にしたいと思います。 色々あってですね、今は音楽への熱が今まで以上に入ってるんです。音楽の表現をしたくて仕方ないんです。 なので、今年はその目標に向かってまっすぐに走っていく、そんなつもりでいます。 さて、年末年始の間に色々とCDが届きました。 The Pineapple Thief の"137"と"Vsariations on a Dream"のリマスター版。結局買っちゃいました。 両方とも凄くいい作品ですよ。この時期の独特な、湿り気と感傷を帯びた空気は後の作品には殆ど見られなくなっているような気がします。 特に"Variations"の全編を覆う切迫感のようなものは無二の感があります。 あと、ちょこちょこと集めて Lazuli のアルバム全部揃えました。入手不可能だった二作はダウンロード販売で。 アルバムによって細かな音に違いはありますが、大きなメンバー交代を経ても核となる作風は全くぶれていないようです(最近の作品では少し明るい曲調が出てきたとは思いますが)。 個人的にはダークでヘヴィな作風に魅力を感じますので初期の(メンバー交代前の)作品が特に好きだったりしますが、最新作なんか芸術的には新たなステップに進んでいるように感じます。凄くフランスらしい音です。 ちなみに、公式ショップではCDの購入が出来ず、メールを下さったヴォーカルのDominique Leonettiさんに大変助けていただきました。 この場にて改めてお礼申し上げます。 あと地味に 神獄塔 メアリスケルター のサントラ。 公式サイトやPVで曲を聴いてこれは良さそうと思いましたが、期待に違わずなかなかの良作でした。 今年は…… White Willow 、 Magenta 、 Kayak 、 Moongarden 、 Kotebel 、 Wintergatan などが既にアルバムの発表を予告していますね。 RPWL や Anglagard は映像作品の発表があるようですし、RPWLはアルバムもあるかも。 更に、最近久しぶりにはまったところで 鬼束ちひろ さんの新作アルバムが出るということで、これも楽し