Posts

Showing posts from July, 2014

Pineapple Thiefの"Magnolia"は

こちら の情報を見ると最長でも5分半と、これまでで一番サイズの短い、言い換えればプログレ色の薄い作品になっているようです。 これを普通のポップロック化したと言うのは簡単ですが、元々短い曲で情感的なメロディを印象づけるのが一番得意なバンドだったので、特に期待度が下がるような話ではありません。 もちろん、長めの時間を使ってゆったりと盛り上げていくのも持ち味の一つではありましたから、今回はそういうのはないのねという点で残念ではありますが、これは一皮剥けてやることがはっきりしたと捉えるところかと思います。 ちなみに、それとは反対の路線を進んでいるのが Rob Reed の"Sanctuary"となっています。 こちらは2パートに分割された各20分ほどの2曲とLP時代、もっと言えば初期のMike Oldfieldを意識した構成になっています。 パート1は既に試聴可能なのですが、ところどころOldfieldの特定の曲に対するオマージュ的なところを盛り込んだ内容で、はっきり言えば今年Mike Oldfieldの新作が出たという話を聞いたら知らない人は「おおこれか、久しぶりに初期の路線なんだな」と思ってしまいそうなレベル。 そして、20分間通して流れが詰まるようなことはなく、聞きどころを保ったまま最後まで進むので聴いてて楽しいです。 既に発送されたとのメールは数日前に届いているので、早ければ明日にでも届くと思われます。 今年はここまでも気になる作品が結構な数リリースされましたが(RPWL、Frequency Drift、Synaesthesia、Syndone、The Watch、Glass Hammer等)、下半期にリリースラッシュが続き、今回触れた二作品に加え Anathema /Distant Satellites Fredde Gredde /Brighter Skies Sylvan /Home Moongarden /Voyeur Kayak /Cloepatra ……等々が次々出てくるので大変です。 (IQを含めようと思ったらあれ上半期の作品だった、というのはここだけの話)

Magnolia

待ちに待ったと言いますが、The Pineapple Thiefの新作情報が公開、それに伴って公式サイトもリニューアルされています。 タイトルは"Magnolia"、花の名前ですね。ジャケットと思われる画像も今までのアルバムとはだいぶ趣を異にしています。 更に公開されたプレビュー動画ではメイキングとともにタイトル曲、あるいはシングル曲と思われる楽曲のインスト版が流れていますが、ヴォーカルはないもののかなりメロディックなバラードと想像され、これまでのバラード曲とそれほど大きな変化はありませんがどことなく今までよりも甘めな音になっているように感じます。 目立った違いとしては、ドラマーが交代したためかドラムが今までよりも引き締まった音になっていることと、ストリングスがより積極的にアレンジの中で使われているように思われるところでしょうか。 特に1:50あたりからの演奏はなかなか印象的だと思いました。 また、最後のピアノとストリングスによるサスペンスな引きがアルバム収録楽曲からの引用なのかどうかも気になるところ。 どちらにしろ、こうして情報が公開され発売日も発表済みとなれば、あとは更なるニュースと発売を待つのみです。 発売日は自分の誕生日に近いので、良いプレゼントだと思います。 思えば昨年は Magenta が27歳最後の誕生月にThe 27 Clubを……あ。