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Showing posts from January, 2008

昨日の続きとか

Magentaの新作クレジットにDan Fryが入ってないのはなんでだろうね。 さて、Kayakのシングル"Undecided"ですが、Youtubeにクリップがアップされてました。 冒頭のギターから既に60~70年代の名曲群を思わせる香りを漂わせてると思ったら、よく考えればサビのコード進行なんかはThe Beatlesの"Let It Be"とよく似ている(後半、ギターソロが特にそれっぽい)。 それでもパクリとか無個性とか言った印象にならないのはさすが。 曲としては決して斬新な要素があるわけではなく、本当に70年代の曲だと言われたら信じそうなくらい、懐かしいと言っても良いほど定番的な音なんだけど、優れたメロディとアレンジがしっかりと曲を支えている。 ある意味古くさいと言ってしまえるような作風ですが、Kayakの魔力かノスタルジーか、結構新鮮に響くものです。 しかし、曲は相変わらず素晴らしいのですが、ヴィジュアル的なセンスも相変わらず今ひとつです。 メインになっているCindyさんの歌っているところはそれなりですが、ステージ映像が入ると演出のなさにどうも気分が乗りきらないし、最後の最後で笑いを取りに走ったかと思うようなRob Vunderinkのポーズもいまいち。 でもそんな垢抜けきらないところも好き。 そういえば、 Tiles のサイトを見たら、 Discipline が再結成という情報が。というか正式に解散してたんですか。 Matthew Parmenterのソロ活動もどうなってるのかよくわからない状況だったので、これは嬉しいサプライズです。 新作があればもっと嬉しいのですが。どうなる事やら。

Metamorphosis

前から気になっていたMagentaの新作情報がついに公開。 タイトルは"Metamorphosis"、4/21発売。 ジャケットのイラストがあまりにイメージと違うものだから最初 DPRP で見た時同じ名前の別バンドかと思ったよ。 とにかく今までは想像できなかったくらいダークな雰囲気で、プログレ界ならCarptree、さもなければメタル系のバンドみたいな感じがします。ああ、とはいえこれは結構かっこいい。 Album Information: Track listing: 1.The.Ballad.Of.Samuel.Layne.[20:17] 2.Prekestolen.[03:43] 3.Metamorphosis.[23:15] 4.Blind.Faith.[6:01] Lead Vocals: Christina Keyboards, guitars, bass, recorder, backing vocals: Rob Reed Drums: Tim Robinson Lead Guitar: Chris Fry Detuned guitar: Martin Rosser Uilleann Pipes: Troy Donockley Backing vocals: Stephan Rhys Williams とのことで、今回はフルにバンド編成で録音が行われた模様。そして久々にプログレらしい大作指向。 ドラムはTim Robinsonに戻っているようですが、個人的にはFyreworksのころから彼のドラムは好きだったので期待。実際、トレーラーを聴いた感じでも良い感じの演奏をしています。 ついでに言えば、曲の方はこれを聴く限りジャケットほどは大きな印象の変化は無い感じ。とはいえやはり今までと違う雰囲気は感じさせます。 Metamorphosisってのは変身のことだけれど、まさにそういう印象が個人的には感じられました。 念のため、去年後半から今年にかけての購入予定。 The Flower Kings /The Sum of No Evil Kayak /Coming Up For Air Magenta /Metamorphosis Pineapple Thief /Tightly Unwound(?) RPWL /不明 The Amber L

歌に……

ここ数日、ニコニコ動画の「歌に形はないけれど」を延々とリピートして聴いてます。 勿論、他にもここ最近良い曲だと思った曲はたくさんあるんですが、聴いてて胸が痛くなるような気持ちになったのは久しぶり。 ここまで曲が胸にすっと入ってきたのは The Flower Kings の"A Kings Prayer"ぶり、日本語の曲ならチョコボレーシングの「心のたからばこ」以来かも知れない。 コード進行とかの理論的な面だけならJ-Popとかのつまらないと思ってる曲とそれほど大きな差は無いのかも知れないけど(そもそもA Kings Playerなんか冷静に曲としての出来を評価するとかなり怪しい)、この評価を分けるのは歌詞とか色々なセンス、それに作者の思いの強さというところでしょうか。 自分もそんなところがあるのですが、本当に「良い」と思う曲というのは少なからぬ場合、何日も考えてここはこうしようとか作り込んでいった結果出来るものではなくて、ほんの短い時間ですっと最後まで出来てしまう事が多いものです。なかには作曲に手間取ったらこの曲は生まれてくるべきではなかったと破棄する方もいるとか。 それは時間をかければそれだけ思いから離れていき、作曲が作業化するとか、時間がかかるような曲はそもそも感性の部分から離れているとかいろいろ考えはありますが、確かなのは良くできた曲が良い曲というわけではないという事でしょうか。 なんにしても、複雑な変拍子とか妙な和声とか高度な斬新な曲を聴くのも楽しいものですが、こういう曲を聴く耳をなくしたらおしまいだと思います。 ちなみに、曲のタイトルでぐぐればトップに当該ページが来るはずなので聴きたい人はそうしてください。 (追記:ニコニコ見られない方は こちら ) 良い曲と言えば、 Kayak の新作"Coming Up For Air"が発売になりました。 公式サイトのニュースページからiTMSに飛べるので、まずはそこで試聴すると良いと思うのですが、これはかなり良さそうです。 ぐっと来る美しいメロディと怪奇コミカルのKayakらしい二本柱を軸に70年代に近い音も取り込みつつ、実にかっこよくスリリングなアレンジで仕上げられており、ファンは満足の出来(下手すりゃ最高傑作だ)なのは勿論、ロックファンなら誰しも気に入る曲があるんではない