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Showing posts from February, 2009

FRAGILEのこと。

いや、右にブログパーツまで貼ってるくらいなので、触れた方がいいのかなと。 気に入った理由は、コンセプトに魅力を感じたのとオフィシャルサイトのBGMが気に入ったこと。 そういう動機なので、当然のごとく予約して特典CD付きのを買いました。 さて。先日クリアしたので大手を振って紹介できます。 まず、世界観、キャラクター、グラフィック、音楽。 プレイ中(前もか)の印象を決定づける要素ですが、これらは全体的に非常に質が高いです。 特にOPのムービーはここ暫くみたアニメ系の映像の中でも最高級のクオリティと言っていい出来だと思います。 特典CDは短いのが残念ですが、収録曲は粒揃い。無料の特典としては十分満足な出来です。非収録の楽曲も全体に良くできていて、演出として音楽以外の音とともにとてもいい働きをしています。 グラフィックは特にマップが良くできています。地下商店街の壁の落書き、遊園地の壊れた遊具やマスコットやホテルの壊れた壁から覗く植物、駅から外に出たときの空やダムから見える景色の美しさなど、印象的な景色は至る所にあります。フィールドに置かれた小物もいい雰囲気です(調べられるものがほとんどないのが残念ですが)。 比べるとキャラクターの方は表情や動きが時々ぎこちなく感じるところもありました。 キャラクター自体はストーリーの中でそれぞれに印象的な役割を持ち、また多くのキャラクターとは寂しい別れを迎えることになります。出会ってからずっと付き合うことになるのはサイだけでした。 そのストーリーですが、最初の何もわからない状況から手探りで道を探っていくところはよいのですが、核心に迫るにつれなんだか妙なことになっていき、後半は また 敵も味方も説教くさい主張を述べまくる展開ですごく予想通りでした(苦笑)。 結局最後は愛が勝つで終わるのも何だかなー。 ついでに全体にわたって感じられる気取った、というか格好つけたような言い回しもなんか気の利いたことを言おうとして滑ったというか詩的な表現をしたとか言って悦に入ってる気障な人っぽくてなんかあれなんですが、まあ単に僕がこういう言い回しが嫌いなだけなんだと思います。 途中、あちこちで語られる「人を食う化け物」の存在について本筋では全く触れられなかった(一回戦うだけ)のも消化不良感は否めず、登場する廃墟の少なさとストーリーの短さもあって物足りなさはかなり強