銀、銅メダルまずはおめでとう。
日本中で話題のフィギュアスケートの話ですが、選手の演技そのものは本当に素晴らしく、楽しめました。 しかしながら、もうあちこちで語り尽くされていることではあるのですが、男子も女子も採点に関する疑問が噴出し、問題になっていますね。 もう、本当にこの件に関するいろいろな意見はネット上のあらゆるところで出尽くしてはいるのですが、自分の考えを整理しておこうと思います。 今回問題になっていることの焦点は、つまるところライサチェクとプルシェンコの「四回転論争」で顕在化した採点システムに関する疑問であると思います(金姸兒に対する不可解に高い加点とかジャッジに送られた疑惑のメールとかに関する話題はまた別の話)。 難易度を下げてもミスのない演技に徹するか、リスクを背負ってでも大技に挑戦するか。 フィギュアスケートが「表現」を競う「スポーツ」である以上、常に付きまとう問題ではあると思います。表現を競う以上演技の完成度を下げたくないのは当然ですし、スポーツである以上より高度な技に挑戦するのもまた当然ですから。 少なくとも、選手は表現力を含めた技術を競っているわけです。出来ることを最高の内容で見せつけることも一発勝負の大技に挑戦することもその一部であり、一方が他方に優先するものではないはずです。 ですから、プルシェンコ選手とライサチェク選手のどちらかが間違っているとは思いません。