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Showing posts from July, 2011

Yes We Can Fly

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10年ぶりとなる Yes のアルバム"Fly From Here"からのシングル曲"We Can Fly"ですが、PVがYoutubeにて公開されています。 ビデオのストーリーはあまり良くわかっていないのですが、どうやら飛行機のパイロットが体験した「世にも奇妙な物語」的な不思議なストーリーがテーマになっているようです。 わかるとかわからないは別としても、なかなか引き込まれる作りになっています。 楽曲自体についてですが、やっぱり(逆輸入になってしまいますが) Magenta あたりを思わせる部分はあるような気がします。 BenoitのヴォーカルはやはりJonの完全な代役ではなく、似てはいながらも個性も備えているように思います。代役としてみるなら Glass Hammer のJon Davisonとかのほうが上でしょう。 すっきりした音に透明感のあるキーボード、音数ではなくリズムのアクセントを強調したドラムなど全体として現代的な作りで、その辺やはり最近のフォロワーに近い感じを受けます。 そう思って聴くと、Yesの名の下にできる(許される)ような音は彼らがやり尽くしていて、その上で様々な要素を取り入れることが行われているので、本家であるYesは逆にそれがハンデになっている部分があるような気がします。 ここ最近で断トツにYes風だったGlass Hammerの"IF"あたりとの比較を考えてみるとその印象は特に強く感じます。 しかしながら、普通にプログレ風ポップスとして非常に質の高い内容ですし、復帰作として充分なクオリティといって良いと思います。

購入:Glitterball

というわけで、 The Chameleon Project 購入完了、さっそく特典をダウンロードして楽しんでいます。 アルバムのリードナンバーになると思われる"Glitterball"ですが、なかなか良い仕上がりです。 冒頭のシンセからMagenta節全開、サビでコード進行がふっと和らぐところなんかファンにはたまりません。 しかしこのMagentaフレーズなリフ、自分もちょっと使いすぎなくらい多用している気が。 間奏のスパニッシュ風な(少しRelayerでのSteve Howeに似ている気がする)ギターは新境地でしょうか。 曲調は全体的にかなりMatamorphosis(曲のほう)に近いですが、シングル(特にI'm Alive)を思い出すところ、Homeの時期を思い出させる部分などもある気がします。 逆に、Sevenまでの雰囲気はあまりないですね。いや、コアとなる部分がそれほど変わったわけではないので共通点を見付けるのは難しくないですが、そこが変わったらもう別のバンドですし。 それほどメロディ優勢な曲調でもないので、単品としてはそこが不満点になるかも。アルバムの中では気になることではないでしょうが。 アレンジは本当に流石の素晴らしさです。 さて、もう一つの特典がこの曲のパートごとのトラック。 これは楽しみにしていたのですが予想以上の収穫でした。 曲の中でこう聞こえる演奏が単体ではどんな風に聞こえるのか、は自分が曲を作るときにも経験することですが、このクラスの曲を検証できるのは非常に面白いです。 もちろん、パートごとに聴けることで各パートの演奏を細かく聞き込めるのはとても参考になりますし、ミキシングの過程でどのような作業が行われるのかも垣間見ることが出来るように思います。 曲を聴いているだけではわからない細かなアレンジもしっかり参照できますよ。 今後発売までダウンロード特典も色々追加されていくそうなので、楽しみに待ちたいと思います。

なんか情報量が多すぎて

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長らく待たされていた Magenta の新作に関する情報が、いよいよ公開されました。 アルバムタイトルは"Chameleon"となるようです。発売は思ったより早く、10月10日とされています。 春にはシングルが出る予定だったと思いますが、その曲は正式なアルバム収録曲に変更となった模様です。 本作のレコーディングにおいては色々とあったようですが、興味深いのは二つの全く違うサウンドのセッションが収録されたため二つのアルバムに分けることにした、との記述があるところです。 言葉通りにとらえるならChameleonと題されているアルバムの後で更にもう一作のリリースがあるのかも知れません。 気になるところです。 ちなみに今回はかなりメンバーが整理されてシンプルになってます。 そしてキーボードより先にベースでクレジットされてるRob Reedと(演奏するのは予想してたけどさ)今回も参加しているMartin Rosser(Colin Edwardsは何だったのだろう)。 加えて、今回はCDだけでなく面白い形でのリリースが行われています。 The Chameleon Project と銘打たれていますが、簡単に言うとCDの他に様々な特典を得られるWEBサイトへのアクセス権を購入できるというものです。 内容については公式サイトを見ていただきたいのですが、かなり魅力的ですしおそらく後で入手可能になると思われるものは殆どありませんので、ファンは必須となりそうです。 個人的にも、今までなら国内版を待っていたのですが、今回はこっちで買おうかと考えています。 特に"Glitterball"(おそらくシングルとしてアナウンスされていた曲)のマルチトラック音源は面白そうです。 現在公開されているビデオは30秒しかないので内容について語るには足りないのですが、出だしのアコースティック・ギターにドキッとするわストリングスが入るところでやたら盛り上がるわシンセソロが強烈だわでかなり期待大です。 全体的にMetamorphosis系の攻撃的なイメージですが、最初のギターなんかには今まで顕著だったケルト系以外のトラッド色が感じられる気がします。 最初スパニッシュな感じと思いましたが、どことなくアメリカン・ウェスタンな雰囲気も感じるよう

お薬出るのでしょうか

昨日は、親に連れられて神経科?の病院に行ってきました。 何かというとまあ大体カウンセリングみたいな事と、自分のある部分について病気の可能性もあって薬が存在するよという話をしました。 楽し……くは無かったですが、それなりに得るものはあったと思います。 ついでに、近くにあったケーキ屋さんがおいしかったです。 さて、いくつか気になる話があるのですが、 Magenta が今後のライヴは Godsticks のSteve RobertsとDan Nelsonをドラマーとベーシストに迎えて活動することを発表しました。 するとKieranは、という話ですが、この編成はライヴ向けの体制であってスタジオ録音ではKieranが参加する模様です。 どうもTimがドラムで参加していたSevenまでの頃に近い体制になっているような気がしますが、この感じだとスタジオ作では引き続きRobがベースを兼任する形になるのでしょうか。メインの三人を中心にした流動的な編成という印象が強まった感はあります。 何にしてもGodsticksのメンバーであれば演奏力は間違いないでしょうが、どうやらこれからもMagentaのベーシストはDanと呼ぶことになりそうです。 それと。 Pineapple Thief の"Variations On A Dream"は九月に再販予定です。8Days付きです。 いよいよですね。今年は夏から秋が楽しみだ。