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Showing posts from November, 2012

Kompendium - Beneath The Waves

さて、アルバムは無事11/20に届いたのですが、その後一週間も経ってしまいました。 その間何をやっていたかと言いますと、それはもう、本作を聴いていました。通常の生活サイクル意外に他の事をしていた記憶がありません。 言い換えれば、そこまではまり込むほどの作品だと言えるでしょう。個人的には、アルバムを二週続けてフルで聴くというのはあまり経験した事のない行為です。 実際にCDを手にして真っ先に感じたのがそのパッケージングの凄さでした。 7インチ・ゲートフォールド・スリーヴの存在感はかなり強烈で、これを作るために一ヶ月近く発売が延期したと言われたら納得せざるを得ない気がしました。 中を見るとアルバムのストーリーのベースとなる文章が記されており、まずはこれを見て、歌詞を見ながら聴く事がアルバムをしっかり味わうためには必要になります。 作品の内容ですが、一言で言うならケルトとオーケストラを取り込んだシンフォニック・ロック。ミュージカル的な要素もあり。 ヴォーカリストは8人(加えて3組)、ギタリストは9人(Robを含めると10人)という豪華な編成で制作されていますが、キーボードとベースはRob本人が一手に担っているため、そこは彼のプロジェクトとしては豪華でも何でもなかったりします。とはいえ演奏自体は流石の内容ですが。 更に、事前情報では公表されていなかった管楽器およびソロ弦楽器奏者も参加。オーボエやフレンチホルンといった悲しげな演出を得意とする楽器が随所で用いられ、印象的な効果を上げています。 そして、中でも目を引くのが2曲を除いて全ての曲でヴォーカルを取るSteve Balsamo。 単に歌唱力が優れているのみならず、語り部としての圧倒的な説得力、存在感が作品全体に力を与えていると思います。それは容易に今年のベスト・シンガーになり得ると思っていた予想すら上回るものでした。 もう一人の主役、Angharad Brinnの声は、MagentaのChristinaと比べると清楚で透明感のあるものですが、低いトーンで歌うところではChristinaのように聞こえる瞬間もあり、 この表現がRobの指向なのかな、とも感じます。 勿論、ギタリストも各々個性のある演奏を見せ、音楽に華を添えています。 Magentaと比べてどうなのかという話ですが、Magenta

ついに!

待ちに待ったKompendiumのアルバム、Beneath The Wavesが全ての予約に対して発送完了したとの報告が公式にありました。 うちの予約はもし火曜日に発送されていたとしてもまだ届いてない可能性が高いので、結局一次出荷に含めて貰えたかどうかは現在わかりませんが、どちらにしろあと一週間以内にはCDを手にする事が出来そうです。 このブログでの話題も一通り聴いた後に感想を書いて終わりかな。 二度目の延期の時は、もしもこれが知ったミュージシャンのプロジェクトでなく、PVやラジオで曲が先行公開されていなかったら詐欺に引っ掛かったと思っていたかも知れないくらい絶望しましたが(誇張有り)、それももう終わりという事です。 当然、もうMagentaを聴き漁って慰める必要もないのですね。 もうすぐ聴ける事が確定したので先行音源を聴くのもやめてCDに備えようかと。 (前回はそれをやって肩すかしを食らったのですが) さて、もしも届くまでまだ日数があったら次回のポストはTPTになると思います。

そうか、

この時期はDAWソフトの新バージョンが発表される時期でしたね。 ということで、 Steinberg から Cubase7 が発表されたようです。 先行した Sonar X2 は特に使い勝手の面で正当強化が施された印象でしたが、こちらは基本は同様ですが一つ大胆な機能を搭載してきました。 それがコードトラックとそれに伴う一連のハーモニー制御機能、ということで制作中に考え込む要素が一つ少なくなる、なかなかいい機能ではないでしょうか。 個人的に魅力を感じたのは"Hermode"技術です。平均率との互換性を保ったまま3/5/7度の和声的に重要な音程を調節する技術だそうで、その記述から読み取れる通りの働きをするとすれば非常に有益な新機能だと思います。 Sonar X3に期待。 これだけとってもCubaseを採用する決定的な理由の一つになり得るのではないでしょうか。 それと、実に地味ですがASIOガードなる技術も嬉しいところかも知れません。 他の部分はどちらかというとライバルのSonar対抗という感じでしょうか。 スクリーンショットを見て思ったのですが、昔は見た目の面ではCubaseがSonarをはるか引き離していた感があったのですが、Sonar Xシリーズ以降むしろ立場が逆転している感じがします。 Pro Channelを意識したと思われるミキサーのインターフェイスも若干垢抜けないような。 とはいえ、別に欠点になるほどの事でもなく、特にソフト音源中心の制作に向いた機能の数々やVocaloiod Editorが使えるという面を見ても、最近のミュージシャンに魅力の多い選択肢なのではないかと。 ところでKompendiumのアルバムは少数が早期に予約された海外からのオーダーに対して発送されたという事で、既に入手報告がある模様です。 本格的な出荷は金曜日になるそうです。 僕のオーダーが「少数」に入っている事を祈りつつ。

Kompendium「最後の報告」

発売したのに届かないと言っていたKompendiumのアルバム"Beneath The Waves"について、ようやく 情報が更新 されました(今度こそこれで最後、とのこと)。 長くなるので要点を抜粋すると、CDについて製造上の問題で求められるパッケージングの品質を満たせていなかった、そのため発売予定日の発送を諦めてでも生産をやり直すしかなかったと。 そして、いつ届ける事が出来るかは出来るだけ早く知らせたい、との事です。 とりあえず確かなのは、現時点で製品は発送可能な状態になく、当然待っていても届く事はない事、これから準備が整い次第の発送になるため日本に到着するのは更に後になりそう、という事です。 予約だから早めに入手できると思っていたので少し残念ですが。 この件は単純に暫く手に入らないのが残念という事もありますし、今まで状況がわからなかったのはよくなかったと思うのですが(予定通りの発送が出来ていない、くらいの報告はあってもよかったのでは)、決断そのものに関しては指示したいと思います。 多くの豪華ゲストにて4年をかけて作られた作品なのですから、品質に妥協して届けたくないというのは理解できますし、こちらとしてもそんな状態では期待はずれになってしまいますから。 とにかく状況がわかっただけでも大きいですから、今は改めて首を長くして発送を待ちたいと思います。 また、アナログ版の方は満足のいく品質で完成し、もう出荷されているとのことで、その辺について聞かれなかったのはやはりCD/DVD版で購入した人が圧倒的に多かったという事なのだと思います。

届かない

11月2日に発売を迎えたはずの Kompendium のアルバムですが、現在のところ届く様子はありません。 発送が発売日になったために日本に届くのに時間がかかっているのかとも思いましたが、英国内でも届かないという声を目にするため、どうやら発送作業自体が遅れている模様ですが、公式のFacebookやTwitterでも特にアナウンスはなく、サイトも更新されていないので状況は不明です。 とりあえず、本国で入手報告が出る前に日本に届く可能性はほぼ無いでしょうから、ここは気長に待ちたいですね。 作品はとても楽しみなのですが、発売延期に続いてのトラブルは残念です。 とにかく何かしらの情報だけでも欲しいところですが。