いい事というのは
大体まとまってやってくるものです。 今日発表になったSoniccouture" The Conservetoire Collection "とCinematique Instruments" Drumboxes "は、ジャンルは違えどどちらも発表を待っていた製品でした。 前者は「SCが近く何か出すようだ」ということで、後者は前からCI製品のデモソングで収録楽器が使用されていたので、それぞれ気になっていたのでした。 さて、印象としてはどちらもかなり期待大な印象です。 Conservatoire Collectionは様々なバロック、ルネサンス楽器を高い品質で収録して、そうした要素を取り入れたい向きには非常に使い勝手が良さそうです。 ハープシコードを含めた弦楽器系がみんな同じような雰囲気を醸し出しているので(似たような音ばかり、では全くないです)、少し使いこなしは大変かも知れませんが。 また、この種の楽器を収録した音源といえば Realsamples のEdition Beurmannがありますが、あちらはハープシコード周辺の鍵盤楽器を集中的に14+種類も、それぞれをかなりのサイズで集めたコレクションであり、かなり「真性」の人向きな気がします。 Drumboxesはやや特殊なドラム音をエレクトロとアコースティックに分けて集めた製品ですね。 "Electro Partner"は印象的ながら使いやすそうな電子音を、"Rude Boy"は通常のドラム音源とは大きく異なる特徴的なドラムを収録(僕が気にしてたのはこっち)。 どちらもスタンダードな音ではないですが、こういう音が生きる文脈は決して少なくないはずです。 むしろこういう風な音源を待っていたという人も多いのでは。 最近実感するのは、音そのものが音楽を発想する上で大きな要素であることです。 単にピアノやストリングスの音であっても、それがどんな音色かによって弾いたときに浮かんでくるフレーズは大きく変わってきたりするのです。 そういう意味で、このように音そのものが印象的な音源の登場は、音楽家にとって使える音・表現の手段が増えるという以上に大きな収穫なのではないでしょうか。 個人的に、昨今のシネマティック音源ブームは