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Showing posts from January, 2012

今回はどうだろ。

毎年恒例のNAMM Showが先日まで開催されてました。 個人的には、今回はやや興味を引かれるような展示は少なかったように思います。 Roland からは V-Drums や GTシリーズ 、 デジタルピアノ の最新モデル、 モニタースピーカー にFenderとのコラボレーションによる Stratcaster など、インパクトはさほどでもないものの素直に魅力的な新製品が並びました。 Korg もチューナーを中心に幾つかの製品ラインを一気に最新世代に更新、最近流行りの ポリフォニック・チューナー も加わりました。この形式のチューニング作法について製品情報で記述してある辺りがさすが大手。更にKorg関連ではVOXの" DelayLab "とPRS" P22 "が目を引くところでしょうか。 Yamaha は新奇性の高い話題はありませんでしたが、会場では THRシリーズ など魅力的な新製品の実機を試せたようです。新発表では、ずっとパーツの提供が止まってたドラムラックのリニューアルとMGミキサーの上位モデル、改良された調音パネルなどが注目でしょうか。 それら国内大手以外では、 Universal Audio から発表された" Apollo "はかなり話題を呼びそう。 他にも HOOK UP の取り扱いメーカーからは色々と興味深いものが出ているようです。 Waldorf と、なんと Auturia が本物のアナログシンセサイザーを発表したのが面白いところでしょうか。最近、アナログが(バーチャル含め)再び活況を呈しているような気がします。 Nord からはオルガンの新製品"C2D"が。ドローバーが付いて本物感覚のオルガン演奏が叶うようになりました。もうこのカテゴリーの定番と言っていいでしょう。 Nord Drum はやはり最近のヴィンテージモダン指向を感じさせる製品。個人的には使うところがなさそうですが、製品としては魅力的です。 ソフト関連では意外と目を引くものが(あくまで個人的な趣味では)なかったのですが、Vir2は Fractured 発売から間もない時期ながら新製品" Studio Kit Builder "の デモ を行っていたようです。これも出るって言

さて。

新年初めてのブログになります。 年末年始は特に変わったこともなく、平穏無事に過ごしていました。 色々とここに書くことはあるような気がしますが、とりあえず新しいCDを買いました。 Kayak"Anywhere But Here" 国内版紙ジャケット仕様です。プログレ的面白みは無いのですが、そこは忘れてしまえば非常に優れたポップロックのアルバムです。 全体にしっとりした曲が多く印象が薄いのですが、どの曲でもメロディは高品質でアレンジも優れています。 ちなみに翻訳は今回も今ひとつ……というかかなり駄目な感じ。邦題にも誤訳があるしなぁ。 もう一つ、 Ske "1000 Autunni" 我が地元のアイドルグループと名前が似ていますが関係ありません。 母体グループであるYugenと音楽的な差異はほぼありません。変拍子と無調、不協和音を多用しつつ時にメロディアスなアヴァンギャルド・ロックというところ。 Yugenよりメロディアスよりな面が強いかも知れません。 ジャケットには「一日千秋」、ブックレット内にも俳句や短歌。母体の「幽玄」といい、日本語がかなり好きな人みたいです。 そういえば、ソフト音源の世界でも あれ やら これ やらと気になるものが出てきていますが(どちらも続編がありそうですね)、個人的に気になったのは こちら 。 昔はそうでもなかったのですが、最近は80年代風な音が結構好きになってきたこともあり、気になる製品です。 ちなみにデモソングの中に聞き慣れた曲が。 この曲、個人的には黎明期以降のやや滞留気味なVOCALOID曲の中では、その特性をきっちり利用している点で好きな曲です。 海外でこんな風になっているとは今の今まで知りませんでしたが。 VOCALOIDも、2008~09年くらいまでのドキドキ感のあるムードが続いていればもう少し良い世界が生まれたのでしょうけど、当時の期待は裏切られた感じで少し残念ではあります。