楽曲の良さ

ちゃんとした音楽制作を始めてから一月ほど経ちました。
この間自分がどれだけ成長できたのかはわかりませんが(あまりできていないような)、一つずっと気をつけていることがあります。

楽曲の質のことを考えるとき、例えば生のギターやキーボードで凝った音作りをすれば格好良いトラックが出来るでしょうし、優れたプロダクションが施されれば印象的な仕上がりになる。
それは、そういう音楽をずっと聴いてきている自分がよくわかっていることです。
そこへいくと、僕はまだプロダクションの腕は全然ですし、アレンジの技術も荒削り。
とても質のいいトラックが出来るレベルにはありません。
それでも僕が出来ること、最初から一貫して気を使っているのは、そうだとしてもいい曲だと思えること、です。

もともとSMFで制作を行っていて、その時はMSGS以外の音で制作ができないわけですが、そんな音でも製作中に自分がいい曲だなと思って鑑賞モードになる、それを条件に曲を作ってきました。
それは今でも変わらず、たとえ音質が今一つでも、アレンジが未熟でも、曲の柱だけは良いと思えるものを発表しているつもりです。
いい曲は例えばファミコンやゲームボーイの音でもいい曲として受け入れられてきたはずで、それは曲の核の部分が心に触れるからだと思います。
極端な話、どんな形であれその核を届けるのが音楽の仕事で、アレンジ以降の技術的な部分はその手段でしかないのかな、と思っています。
こんなこと言うと言い訳っぽく聞こえるかもしれませんが。

とにかく、今後も質はどうあれいい曲を届けることを目標に頑張っていこうと思います。

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