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Showing posts from December, 2012

インストゥルメンタル

先日発売されたKompendiumのアルバム、Beneath The Wavesですが、ダウンロード版が Bandcamp で購入可能になったのに加え、Instrumental版(要するにカラオケですが)のダウンロード販売が開始されました。 ダウンロード版は特に面白い話題でもないので置いておきますが、インストの方は気になります。 元のヴォーカルが凄いのでカラオケで歌ってみようという人がどれだけいるのかはわかりませんが、試聴できる二曲を聴いた感じ、期待通りヴォーカル入りでは聞き取りにくかった細かな部分が聞き取りやすくなっており、アレンジの研究などに使えるのではないかと。というか自分がまさにその目的で聴いているところですが。 そのうち購入もしたいなと思ってます。 しかし、何より試聴の曲目が"Lost"に"Alone"と一曲で泣けるところを押さえてきてる辺りが良いです。 まあ両方ともヴォーカルが大きな魅力なので、インスト版を曲の紹介として利用できるかは微妙なところですが。 ちなみに通常のアルバムの方は"Exordium""Mercy Of The Sea""Beneath The Waves"の三曲で、こちらはアルバムの主要な曲をピックアップした感じでしょうか。 うち二曲はビデオが公開されていますが、"Mercy Of The Sea"は前後がカットされていましたし、"Exordium"がフルで自由に試聴できるようになったのは人に勧める上で結構大きい気がします。

Vintergatan

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今日になって知ったのですが、来年デビュー予定のスウェーデンのバンド、 Vintergatan が動画を公開し、そこそこ注目を集めているようです。 バンドとはいうものの、今回発表された楽曲を聴く限りではロック的な要素は薄く、ドラムンベース、エレクトロニカ的な印象を強く感じます。 動画内で演奏が確認できる楽器でロック的なのはドラムくらいで、他にはパンチカード式のミュージックボックス、グロッケンシュピール、アコーディオン、スネアドラムに数種類のシンセサイザー、というところ。 更に動画では様々なシンセサイザーやサンプラー、打楽器、トイピアノ、ヴァイオリンやリュート、グランドピアノにエレキギターなどの存在も確認でき、これらが全て実際に使用されるとすればアルバムはかなりカラフルな内容になりそうです。 これら楽器の選択はどちらかというとロックバンドというよりは所謂シネマティック系統の音使い、あるいはSigur Rosの血統とも言えるかも知れません。 楽曲に関しては本当に素晴らしく、自分が日頃から作りたいと思っている曲調を凄くハイレベルでやられてしまった感じで、ちょっと妬ましくもあったり。 ロマンティックなミュージックボックスのテーマに激しいリズムが重なり、叙情的に展開していく曲調は、切り絵で作られた絵本風なPVの作りとあわせて日本の若年層……はっきり言えばニコニコ動画でVOCALOID曲とかを聴いている人たちにも受けそうな気がします。 この曲とずらりと並んだ楽器群から想像するに、色々な音色を用いた情景的な演出が得意と思われ、そうだとしたら大好きなタイプです。 早速来年の楽しみが出来たというところでしょうか。