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Showing posts from May, 2009

願わくば、光の輝き続けんことを。

ちょっと前にニュースレターが来ていたのですが、The Amber LightのヴォーカリストであるLouis Gabbianiがバンドを脱退することになったそうです。 これでデビュー時のメンバーのうち二人が去り、JanとRabinの二人がバンドには残ったということになります。 Louisは、僕の認識する限りでは現代ロック界屈指のシンガーであり、キーボードやギターの演奏も含めThe Amber Lightの音をそれと特徴付ける大きな要素でありました。 彼ほどのシンガーを後釜に見付けてくるのは簡単ではないでしょうし、ダブルギターの片割れやキーボーディストをもこなすとなると相当大変でしょうから、今まで通りの形態で活動を続けるのは難しいのかもしれません。 これからバンドがどのようなスタイルで活動するのか、注目していこうと思います。 ところで、その脱退の原因ですが、発表されているところによると「人間性と音楽性の違い」とのことで、前者については個人間の問題ですから何とも申し上げにくいのですが、後者については軽い驚きを感じました。 というのは、The Amber Lightの音楽性は主にLouisが担っていて、それを三人の共同作業で形にしているのだと思っていたのです。 従って"Play"で感じられた若干の方向転換も、バンドとしての方針なのだと思っていましたが、実際はバンド側とLouis側のどちらかの主導で起こった変化なのかもしれません。 そう考えると作品のリリースがかなり遅れたのもプロデュースやレーベルの変化、ドラマーの交代などの要員に加えてメンバー間で音楽性の統一が取れなかったのではないかとも思えてくるのですが、考えすぎでしょうか。 だとするなら、"Play"の音楽はどちらサイドがもたらしたものなのか、というところも気になってきますが、これは今後の活動を見れば明らかになっていくでしょう。 The Amber Lightはバンドとして続いていくのでしょうが、Louisの方はソロ活動を始めるのか新しいバンドを結成するのか、それとも表舞台から姿を消すのか、も気がかりです。 どちらにしても、ギタリスト・ベーシストとしてのJanとRabin、歌手としてのLouis、どちらも好きですから、活動を続けるのなら応援していきたいです。