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Showing posts from April, 2013

Frozen North

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この前からこの話題しか取り上げてない(というかこれに動きがあったときしかブログを書こうとしていない)気がしますが、 Wisdom Of Crowds のアルバムから一曲のエディット版が先行公開されました。 1:30サンプルで最後に流れていた曲ですね。 ナイロン弦ギターの伴奏によるアコースティックなバラードからヘヴィなエレキギターが飛び込み重々しい雰囲気に、そこまではまあ予想通りですが、2コーラスを終えてからシューゲイザー、ブレイクビートな間奏を経てストリングスを従えた進行は(決して新奇な手法ではないのですが)予想外でした。 冒頭のギターアンサンブルはTPTでは見られなかったクラシカルな表現で、そういえばBruceはブログやビデオでナイロンギターを所持している事は明言していましたが、それをここまで大々的にフィーチャーした楽曲は初めてかも知れません。 曲調は度々ヘヴィに変化するのですが、少し落ち着くとナイロンギターが顔を出し、全体的な印象はその音に決定づけられている感じがします。 前半と後半でかなり表情が変わって感じるストリングスも良い演出になっています。 何となくPaatos等北欧のシンフォニック・ロックを思い出すところもありました(Katatoniaも北欧出身ですが)。 個人的には、これを聴く事で前のサンプルでは若干不確定だったTPT的な要素に止まらない新しい面を見られることがほぼ確定したので、あとは純粋に楽しみです(これ以上の追加サンプルはもうないでしょうし)。 ちなみに、今回の曲は長さが五分半ありますが、タイトルには"(edit)"とあります。 展開的にも完結しているように思いますが、フルヴァージョンはもっと長いのでしょうか?

Wisdom Of Crowds revealed

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先日公開された Wisdom Of Crowds ですが、Bruce Soordと Katatonia のヴォーカリスト、Jonas Renkseのプロジェクトである事が明らかにされました。 Twitterで正解を導き出していた人も居ましたね。僕はあまり馴染みがないのでわかりませんでした。 Katatoniaはスウェーデンのヘヴィメタルバンドであり、ここで思い出すのは Steven Wilson と Opeth のMikael ÅkerfeldtによるStorm Corrosionだったりもするわけですが、英国のよく比較される二つのバンドのリーダーが北欧のヘヴィメタルバンドのヴォーカリストを招いてサイドプロジェクトを始めるという流れに何らかの共通意志があったのか、はたまた単なる偶然か、ちょっと気になります。 Katatonia自体が最近のヘヴィ化したPorcupine Treeと共通する部分のある音楽性を持っていますから、 The Pineapple Thiefのサイドプロジェクトへの人選としては不思議ではないとは思います。 前回かなり悩んでいた通り、Jonasの声もSteven Wilsonと似た表情を見せるところがありますが、Broceがその声を見込んでPorcupine Treeしたかったのかと言えば、新たに公開されたサンプルを聴く限りそうではないように思えます。 その新しいサンプルでは四曲が紹介されているようですが、TPTからそう離れた音楽ではないものの、曲調はBruceが歌ってもTPTには聞こえないだろうと思われます。 最初はTPT直系のギターが高鳴りつつTPTにはないタイプのメロディ、次がシンセベースの唸る重めの曲調、続いてエレクトロニカなリズムとストリングスが気持ちいいバラード、最後にストレートなギターロックという具合。 全体に、メロディは不思議な事にシンフォニック、ネオ・プログレッシヴ系のバンドに近いように個人的には感じました。 通しての印象としては非常にスタイリッシュで洗練された、完成度の高いロックという感じ。 特に気になるような部分もなく、これは手放しで期待して大丈夫という気にさせてくれました。 最後に、曲目も発表されています。 Pleasure Wisdom Of Crowds Radio Star Froz

楽しみなものですよ。

この前からWisdom Of Crowdsの情報で期待が膨らんでいるわけですが、そっちに気を取られて今まで触れていませんでしたが Magenta のサイトが現在リニューアル準備中です。 もちろん新作の発表に伴ったもので、同時に二つのコンサート予定も発表されました。 まず、新しいアルバムのタイトルは"The 27 Club"となるようです。今までと少し違う、不思議なタイトルです。 Magentaのアルバムタイトルが単語じゃないのは初めてではないでしょうか。 ライヴの予定が8/31と9/1の二日ということなので、発売もそのくらいの時期になるのでしょうか。 以前Robが語ったところによるとその前に前回のChameleon Projectの様な発売前キャンペーンがあるようですが。 当初予定の春からは遅れたようですが、時期がわかってくるとまた期待も大きくなってきます。 Robが"Seven"と"Metamorphosis"の出会いと称する新作のサウンド、今から楽しみに待たせていただきましょう。

続報

先日名前が明かされた Wisdom Of Corwds ですが、サイトが正式に公開されるとともに幾つかの情報も明らかになりました。 ジャケット画像が公開されて発売日が告知されるとともに、 予約 も開始されました。 その発売日ですが6月3日とのことで、割と近い時期です。 この春はただでさえ Magenta や Wintergatan のアルバムが予定されているというのに、更に買うものが増えてしまった(昨年の秋も似たような事を言ってたな)。 予約ページを見ると収録曲は"Wisdom Of Crowds"のみの表記となっていますが、これはアルバム全体で一曲という事なのか、或いは単に曲目は伏せているだけなのでしょうか。 そして同時に 新しい動画 で短いながらサンプル音源も公開されたわけですが、これはかなり良い感じです。 前半はギターとリズムマシンによるアンビエントなサウンドスケープ、後半はTPT直系の切ないロックバラード……なのですが、ここで聴かれるヴォーカルがコラボ相手という事になる(Bruceも「誰かわかるかな?」のような事を言っています)と思うのですが、どなたでしょうね。 僕の耳にはヴォーカルがSteven Wilsonに、曲自体もなんとなくBlackfield的に聞こえるのですが、流石に彼がお相手というのは衝撃的すぎるような気はします。 まあ、正解も遠からず明らかになるでしょうし、音楽的にも(当然ながら)かなりの質を期待できるのは判明しましたから、あとは二ヶ月後の発売を首を長くして待つのみですね。

Wisdom Of Crowds

昨夜 The Pineapple Thief のサイトを見ると、Wisdom Of Crowdsと題された動画が掲載されていました。 同時にwebサイトの URL も公開されていますが、今のところこの動画が表示されるだけで、YouTubeの動画ページにも説明がなく、概要などは一切わかりません。 おそらくBruceが折に触れ話題にしていた「コラボレーション」であろうと思われますが、現状判明しているのはプロジェクト名と出ている音がなかなか面白い事くらいでしょうか。 彼が初めてコラボレーションに関する話題を出したのはかなり前(記憶が正しければKScopeに移籍した前後くらい)だったように思うので、相当長い事暖められてきた作品であろうとは思います。 そのような作品は昨年に Kompendium やSquackettを初めいくつか発表されましたが、今回も期待が膨らみます。 相方がどなたかも気になるところです(まさかNeil Randallではないと思いますが)。 さて、動画はReflection Filterらしきもの(sE Electronics製ではない?)やDAWの画面など制作の様子を伺わせるものが映っているほか、LFOでぐいぐい唸るシンセやTPTではあまり聴いた事のない甲高いギターなどを聴く事が出来ます。 僅か30秒ながら、これを見る限りTPTとは確実に違いつつBruceの作品としての期待も外さないような内容を予想できる気がしますが、これだけの素材から音楽性を予測するというのは難しいですね。 何にしても、続報が待ち遠しいところです。

四月ですか。

エイプリルフールも(日本では)無事終わりました。 とりあえず、今年もGoogleのネタは面白かったです。このために相当な手間と予算と技術をかけたんだろうと考えるとそれだけで笑えてきますね。 他には Sonic State のものが、若干判断に迷いつつ見てみたらまさかの展開で笑いました。 当該サイトを見るに、他にも楽器、音響関連での愉快なジョークが飛び交っていたようです。 昨年は音楽的SFというような、ある意味「夢の製品」 的なものも多かったように記憶していますが、今年は見た瞬間にニヤニヤするようなネタが多いように思いました。 そういえば、もうすぐMusikmesseです。 今回はどんな製品が展示されるか楽しみなところですが、既にRolandが何か ティザーを行っています 。 見た感じV-Comboと似ていますが、各MIDI規格やMP3のロゴにデュアルディスプレイ、アレンジャー的な画面表示やCHORD LOOPの文字、そして勿論SuperNATURAL、 何より"Roland is BACK!"とのタイトルが非常に気になるところです。 キーボード系新製品なのは間違いないですが、どのようなコンセプトの製品なのか動画に示された要素からは判断しかねますね。 あと二日、勿論他のメーカーも含め期待して待ちたいところです。