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Showing posts from July, 2010

凄いですBest Serviceさん

Best Service から色々な新製品の情報が発表されました。 数がかなり多くて大変なのですが、初出となりそうなのは K-Size FX Edition 、 Electronic Drums Vol. 1 、 Studio Box Mark II 、 Ethno World 5 Professional & Voices 、 Epic World 、そしてKomplete 7および同Elementsでしょうか。 Studio Box Mark IIは正統的なStudio Boxのアップデートのようですね。 Ethno Worldは一気に容量が二倍に増え(4 Professionalになったときもそんな感じだった気がしますが)、民族楽器系音源の決定版としての地位を更に固めたと言っていいでしょう。 ライバル候補のGarritan World Instrumentsがいつ出るかも気になるところですが。 デモは Sounds Online の方で聴けますが、さすがという感じです。 Epic Worldは Accordions みたいにBela D Mediaの Sampled Landscape の拡張版的なものではないかと思うのですが、どうでしょう。

夏ですね。

この間までの大雨で大きな被害が出たと思ったら、そのあと猛暑による熱中症や水難事故でまた多くの被害が出ているようで、この夏は大変なことになっていますね。 連休に入って 観光などに関わる交通事故も起こっていますので、自分自身も注意しないといけませんね。 さて。最近、今更というかまたというか Nil にはまってます。 といっても、"Nil Novo Sub Sole"は既に幾度となく聴いたので、今気になっているのはその前作"Quarante Jours Sur Le Sinaï"です。 気になってはいながら入手機会が無く放置状態にあったのですが、旧公式サイトの 跡地 にサンプルが残っていることが発覚したので聴いてみたのです。 冷ややかなまでに透明なキーボードとハードでざらついたギター、アクセントの強いドラムに音数の多いベースによる演奏のイメージはNNSSと同じなのですが、全体を貫くコンセプトがあるためか音の要素が多く、ゲストによる管弦や意外にメロディアスな部分などもありサンプルだけでもかなり楽しめます。 そしてサンプル6や8、9のようなヘヴィでテクニカルな演奏ではバンド全体の演奏力としてジャズロック系の猛烈なテクニックがあることがわかります。 サンプル10での男性ヴォーカルによる悲しげな歌唱などはNNSSでは聴かれない要素であり、本作が単なる準代表作ではなくてNNSSと並ぶ「もう一つの」代表作であると実感させられました。 持ってないので詳細は不明ながら、古代エジプト文明を巡る叙事的な物語というテーマ性があるおかげで一つ一つのパートがとても劇的で、演出的な部分ではゲーム音楽好きの方にも絶対に受けると思う。 ちなみに、編成的にはインスト版NilともいえるSyrinxの楽曲はベースの Samuel Maurin のサイトで 試聴 できますが、やはりというかNilのイメージそのままです。 ギターはアコースティックだけのようですが、あんまりそれを感じさせないハードな感触があり、アンサンブル全体としての音の重ね方が練られているのに加えてDavid Maurinの演奏の凄さというのもありそうな気はする。 話は変わって、Pineapple Thiefの新情報です。 九月後半にEPが発表される模様。移籍以降、アルバムの後

Violent

Vir2 のサイトで新製品- Violence の情報が公開されていました。 以前Twitterで触れていたJohn Cageを意識した製品のようです。 パッケージ画像が結構刺激的なのですが、内容も相当なもののようで、デモソングがなかなか面白いことになっています。 どれだけの音が本製品からのもので、それ以外の音がどれくらいあるのかは未確定ですが、聞こえてくる音の中には民族楽器や不思議なシンセサイザーのような音がたくさんあって、かなり刺激的。インストゥルメント・リストを見る限りおそらく全て本製品からの可能性が高そうな気がします。 パッと思ったのはBig Fish Audioから発売された Piano Attack のヴァイオリン版のようなイメージかなということ。 一台の楽器を徹底的に弄り抜いて聴いたこともないような音を引きずり出すコンセプトは全く同じで、もしかすると同じプロデューサーが関わっているのかも知れません。 それで、ソロヴァイオリン音源としてどうかということですが、リストを見る限り何も心配はいりません。 どう考えたって普通に使える内容にはなっていませんので、他製品との競合とかは無縁と言っていいでしょう。 今までVir2はそれなりに競合製品のあるスタンダードなジャンルで明確な特徴を持った製品を出して成功してきたわけですが、前作 Electri6ity はジャンルこそスタンダードながら同レベルの競合製品が存在しないところに攻めてきて、今回とうとう他に似たものの存在しない製品を堂々と投入してきたので、これからどんな展開を控えているのか楽しみなところです。 個人的には普通のソロストリングス音源は来るかと思ってたんですが、これを見てやっぱり無いかもという気になってきました。 ピアノとかはかなりの激戦区ですがありそうな気が。

最近聴き直した音楽とか

先日の"Someone Here Is Missing"以来新しい作品は買っていないのですが、その分以前買ったCDを聴き返していたりします。 でも、よく考えたらMagentaは"Seven"も"Home"も再販版を買ってないし2007年のライヴ盤もまだ手に入れてないなぁ。 ロック以外では"FRAGILE"のサントラも買ってないや。 さて、そういうわけでここ暫く改めて聴いた作品に関して、何か再発見があったかというところも含めて少しずつ感想を。 Salem Hill "Be" やっぱりアメリカンロックの最高の見本市というイメージは変わらず。何度聴いても"Beings"でジーンと来る。心が荒んだときにそっと寄りかかるのにちょうど良い。 Discipline "Unfolded Like Staircase" 曲が終わったと思ったらそこからインストに発展して更に続くという印象はやっぱり変わらないなぁ。しかし昔ほどその展開が耳につかなくなってきた。改めて聴くとメロディが本当に良い。 Kayak "Coming Up For Air" 今聴くと"Letters From Utopia"とかに比べて今ひとつな印象かな。何曲か物凄い名曲があるのだけど、それ以外が手薄な感じ。それにしても"Freezing"は鳥肌。 Frost* "Experiments in Mass Appeal" 大衆アピールの実験って不思議なタイトルだけど、全てのメロディがポップスとして申し分なし、演奏レベル高い、曲構成も練られていてとほぼ完璧な作品。凄い。 Wobbler "Hinterland" 演奏力は相当だし作曲力もかなりのものなんだけど、全てのパートがどこかで聴いたことある気がするのが致命的。イタリアンロックとかも好きなんだろうね。 Djam Karet "Recollection Harvest" 聞き込むと相当な傑作だな、と。割とアヴァンギャルドだけどあんまりアカデミックすぎない、荒っぽさを残し

おかえり日本代表、そして決勝戦

今回のFIFAワールドカップ南アフリカ大会における日本代表チームの活躍、素晴らしかったです。 周りがどれだけバカにしようと信じて応援してきた身としてはとても嬉しいです。 特に本田、川島選手を始め若い選手の活躍が目立ったことは、今後の日本代表にとって素晴らしいことだと思います。 四年後はもっと強くなれる。この思いを実感として掴めたことが今回のワールドカップ一番の収穫であり、今までの大会との大きな違いだったと思います。 それにしても、決勝トーナメントに入って、特に八強が出揃って以降の試合は凄まじいものがありました。ドイツは一回戦から強豪と当たり続けて二戦連続で4点を獲得しての勝利、ウルグアイ-ガーナ戦では「伝説のハンド」が生まれ、スペイン-パラグアイ戦では後半に立て続けのPKの応酬、しかも一回は決まったキックが蹴り直しになって止められる、という予想だにしない展開、観ていて非常に面白い試合でした。 予選リーグから開催国と前回優勝・準優勝国が揃っての敗退、ドイツの敗戦やスペインの黒星スタートなど事件の多かった大会ですが、いよいよ残るは決勝と三位決定戦のみとなりました。 今まで勝敗の予想(というか希望)を立てたのはスペインとオランダの試合、それとドイツ-アルゼンチン戦でしたが、今のところ思った通りの結果になっているのが少し嬉しいです。 日本人としては同グループのオランダが優勝してくれたら嬉しいですが、それより個人的にはクローゼ選手が三位決定戦で得点王になれれば、と思ってしまいます。ええ、好きなんですよ彼が。 さて、残る決勝戦。 結果についてどうこう言いはしません。ただ、最高の試合になることを願っています。