12分ですって。

MagentaのWebサイトに、新作"Metamorphosis"の一曲目"The Ballad Of Samuel Layne"の12分に及ぶサウンドクリップが公開されました。
とりあえず聴いてみれば今までYoutubeで公開されたプロモーション・ムービーに含まれた部分は全部入り。
第一印象、Tim RobinsonのドラムはAllan Mason-Jonesのものとはかなりイメージが変わっていると思いました。リズムキープではそれほど違いはないんですが。
音としては"Home"で得た新しい要素は受け継ぎつつ、それ以前の良さも復活、更に新しい面も垣間見せる、実に見事なもの。
冒頭から変拍子をかなり積極的に盛り込み、ラジオ的な音に加工されたギターを挟んだ展開がなかなか独特。
演奏面では、ドラムは従前ですが、ギターは相変わらずセンスの良い音色とフレーズで聴かせます。キーボードも、ソロやギターとの絡み、伴奏のピアノと良い演奏をしています。ベースはどうしてDan Fryが参加していないのかわかりませんが、演奏としては問題ありません。そして、Uilleann Pipeの導入やオーケストラアレンジも決まってます。今まで見られなかった音も取り入れているようです。
楽曲面ではプログレらしく劇的な展開がたっぷり。流れていた音が不意に途切れるような演出が多用されているのが面白い。さらにMagenta節ともいえそうな良いメロディもしっかり用意されています。もうMagenta進行と言って良さそうな独特のコード進行を今回も見せています。

そういうわけで、内容としては文句なく期待通りの出来。新しい面をしっかり見せつつ、初期からのファンにも馴染める音です。
国内版が出るかどうか気になるところですが、対訳はつかない可能性も高いし、国内版の解説って大して訳に立た(ry

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