ローランド、ヤマハ、コルグ、とか

九月に入って、RolandYamahaKorgから一斉に新製品情報が発表されました。
とりあえずKorgに関してはMicroシリーズとVox製アンプの新製品が中心なので個人的にはとりあえず気にするものではないかなと。
2Boxの電子ドラム"DrumIt"には少し興味がありますが。

Yamahaから発表されたのは、正確にはSteinberg製の"HALion Sonic"です。
製品名にHALionとありますが、正式にはHypersonicの後継製品となるようで、情報そのものは三月には他の製品とともに公開されていましたが、今回正式な発表となったようです。
面白いことに、内部的には未発表のHALion 4のエンジンが採用されているということで、こちらの開発も進んでいることが期待されます。
こうして(同じく三月に公開された)WaveLab 7もあわせて新世代Steinbergのラインアップが出揃うことになり、とても楽しみです。
デモソングがダンス系ばかりなのはドイツのメーカー故仕方ないでしょうか。サウンドデモでは結構色々な音が入っているのですが。

Rolandはこの中でも飛び抜けて多くの製品発表があり、ジャンルも多岐に渡っています。
中でも多かったのがキーボード類。
ステージ用キーボードが三種類と関連製品が一つ、家庭用ピアノが三機種、更にクラシック・オルガンと電子ピアノ用ペダルユニット、と盛り沢山です。
オルガンは需要が限られそうですが(面白そうでもありますが)、ステージ用の製品群はかなり受けが良さそうです。
個人的にはステージピアノのRD-700NX以外はそれほど欲しいという感じではありませんが。
ピアノ群はまあ正当進化といえるでしょう。
特にデジスコア・シリーズのレッスン機能は僕もちょっと欲しいと思う要素かも。
スクロール・ゲームが面白そうですよね。まあ要は音ゲーなんですが。
ギター関係ではCUBE-XLシリーズのアンプが四機種、ペダルエフェクトではPS-6 HarmonistST-2 Power Stackのふたつ。
PS-6はPS-5 SUPER Shifterの正当な後継モデルでしょう。機能的にシンプルになったように見えて、出来ることはほぼ完全に受け継がれてます。
ST-2はアンプシミュレーターの要素も併せ持ちそうなドライブペダル。
ゲインの代わりにSoundなるコントロールで音のキャラクターを様々に変えることが出来るようです。更にスタック・アンプの特性や鳴りを再現しているそうです。
ところで、DN-2 Dyna Driveもそうなのですが、COSMロゴがないということはデジタルエフェクトではないのでしょうか。勿論、この類はアナログの方が良いのは当然なのでそうだとしたらむしろ喜ばしいのですが。

そして今回の目玉(少なくとも個人的に)はOcta-Captureでしょうか。
型番はUA-1010となっており、UA-101の後継と思われます。仕様的にはSteinberg MR816に小型さとシンプルさで差を付けた対抗製品とも見られるかも知れません。
高音質なVS PREAMPを8機搭載、新開発の高品質伝送技術、手軽なオートセンスなど魅力的に映る仕様に加え、過不足のない基本スペック、なかなかおしゃれなデザインなどツボを押さえた内容で、ブランドの力もあって結構なヒット商品になりそうです。

この夏は113年で一番暑い夏になったそうですが、暑くなり始めてから今までに発表された色々な製品やサービスを見るに音楽制作界の熱気もそれなりみたいです。
自分自身はその熱気に乗って……というよりは暑さでぐったりしてばかりですが。

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