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遂に……!

ずっと思っていた事なのですが、Rolandはピアノ系電子キーボードについて業界最高級のノウハウを持っています。 ところが、MIDIコントローラーに関してはここのところ最大で61鍵盤の製品しか発表しておらず、DAWやソフト音源が大きく発達しているご時世にどうして88鍵のコントローラーを出さないのか疑問に思っていました。 が、この度それを解消する製品が 発表された ようです。 搭載の鍵盤は最上位のPHA3鍵盤ではなく、取り回しを重視してかIvory Feel-G鍵盤。 まあ、演奏性に大きな差があるわけではありませんし、製品形態からすれば可搬性を重視した選択は妥当と思います。 勿論、しっかり RPU-3 にも対応して三本ペダルで演奏できるようです。 そして同時発表の Integra-7 等と接続すればSuperNATURAL音源のコントロールが可能との事。 そのIntegra-7も非常に興味深い製品で、最新のSuperNATURAL音源にVX-5080やSRXシリーズの音色を追加、16トラック独立のエフェクトと新開発のMotional Surroundを組み合わせた製品、平たく言えばRoland音源の集大成という事になりそうです。 そもそもラック音源自体もう出ないかと思っていたので、不意打ちというか衝撃的でした。 ただ、個人的に気になるのが、iPadによるコントロールアプリがあるという一方でPC上でのコントロールはMotional Surroundプラグイン以外の話がない事。 DAWベースの音楽制作と親和性の高そうな製品なので、PC上でのフルコントロールが可能になれば嬉しいのですが。 勿論ハード音源なのでライヴにも強そうです。 上記二つの製品とiPadでライヴセットを完結させるキーボード奏者の方も出てくるのでは。 興味を引かれたのはこの二つなのですが、至れり尽くせりなヴォーカル練習ツール VT-12 やバッテリー駆動アンプの新製品など、地味に有用な製品が発表されています。 あとはこの前からティザーが公開されてた SONAR X2 が正式に発表されています。

クレオパトラ

この間から、Kayakの サイト で来年予定の新作"Cleopatra"(直接的には九月に発売のEP)のプレビューが聴けるようになっています。 長さは2分程度ですが、4曲分のダイジェストになっているようです。 1は最近の作風に近いハードな感じでしょうか。曲調は大仰、重厚で"Nostradamus"よりは"Merlin"に近い気がします。 2はKayak独特のコード進行と心地よい疾走感がいい劇的な作品。尺の取り方的にも中心的な曲になるのかも知れません。こちらは現在の編成が定着して以降の作風に近い感じ。 3は伝統の良く歌うギターソロ。Johanの時代と比べるとギターの音だけでなくフレーズにも変化が見られるような。 4は物悲しいメロディとフレットレス・ベースの呟きが今のKayakらしいバラードでしょうか。こういう物悲しさは特に"Anywhere But Here"でよく聴かれたのですが、解散前の作品にはあまりなかったような気がします。 総合的に、特に先祖返り的な感じではなく前作までの作風の延長線上にあり、色々と今までの曲に想像は及ぶのですが、Merlinより前には戻らない感じがします。 が、なにせ2分だけなので何とも言えないところです。 確かなのは、これだけで楽しむにも期待を膨らませるのにも充分という事です。 やはりこのバンドの魅力はメロディ(というかそれを裏打ちするコード進行)なので、即効性が強いのです。 とりあえず、現状ではプレビューのプレビューという状態なので、まずはEPの現物を手にしてから語るべきという事になります。 一緒に収録される"Symmetry"も、Yes直系っぽい曲風が現メンバーの演奏でどのように再現されるか興味深いところですね。 とりあえず楽しみに待ちたいところです。

All The Wars

久しぶりに"4 Stories Down"を引っ張り出してきて"The Ground Floor"が改めて聴くと良い曲だなぁとか思ってたわけですが、待ち望んだ The Pineapple Thief の新作情報が解禁されました。 タイトルは"All The Wars"、9月3日発売との事です。 その前に"What We Have Sown"の再販も控えていますので、併せて楽しみなところです。 トラックリストは下記の通り、 Burning Pieces Warm Seas Last Man Standing All the Wars Build a World Give It Back Someone Pull me Out One More Step Away Reaching Out 更にスペシャルエディションにはボーナスディスクとして Warm Seas Reaching Out Last Man Standing One More Step Away All the Wars Every Last Moment Someone Pull Me Out Light Up Your Eyes のアコースティック・ヴァージョンが収録されるとの事。 この内"Last Man Standing"が無料ストリーミングで聴けます。 音の感じは"SHIM"よりも"Tightlu Unwound"に近い気がしますが、メロディなど一部に初期作品を思い出させる要素もあり、なかなか興味深いです。 新機軸のストリングスとクワイアも違和感なくはまっており、完成度はかなり高いと思います。 一方で彼らの得意とする切ないメロディはこの曲では聴かれないため、アルバム全体としてどのようなトーンになるかはまだ不明ですね。 また、アートワークはとても印象的な仕上がりです。 ともあれ、思いの外リリースは近いという事で、ワクワクしながら待ちたいと思います。

Ib

さて、この間から話題に出ている「とあるフリーゲーム」こと Ib です。 公開から程なくしてフリーゲームファンの間で話題になり始め、大きな人気を得たという事ですが、自分は後追いなためそのへんの状況はよくわかりません。 ただ、ニコニコ動画でタイトルは頻繁に目にしていましたし、なんとなく怖くて避けていたのですが、最近人気があるんだなぁというのはなんとなく知っていました。 それでとある動画を観た事で興味が湧いて、さっそく調べてダウンロードしたわけです。 ストーリー面についてはあまりに語り尽くされているので感想など。 まず惹かれるのは音楽による演出の巧みさです。 タイトル画面での印象的なメインテーマは言うに及ばず、ゲーム開始直後からオープニングはバリオスの「プレリュード ハ短調」に館内BGMはコレッリの「ラ・フォリア」と優れたクラシックの曲を用いて耳を引きつける憎い演出を見せます。 実際、動画を見たときもここまで進んだ時点で既にダウンロードを決意していた気がします。 その他は基本的にフリーBGM素材を使用していますが、選曲と使い方が絶妙で上手い具合にストーリーと雰囲気を盛り上げてくれます。 ゲーム性においては難しすぎず、かといって単純過ぎもしない謎解きの難易度が良い感じで、ちょっと迷うかも知れないけどまず詰まらないという感じで気持ちよく進行していきます。 特に感心したのが、作品の舞台である美術館をうまく活かしたギミックの数々。 単純な「お使いイベント」の置き換えに「それである必然性」を与えた上で雰囲気の演出にも一役買っているという何とも見事な使い方です。 中でも別行動になってからの一連の攻略は謎解き的にも本作のゲーム的ハイライトだと思います。  また、あらゆる意味でキーとなる美術品の数々も非常によく出来ており、中には本当に現代美術の有名作品ではないかと思う物もあるくらいです。 これらの作品が、ゲームとしての本作にも華を添えているのは言うまでもないでしょう。 最後に、これらについては語る事もないくらいファンの間で話題にされ尽くしているのですが、ストーリーとキャラクターも素晴らしいものです。 ストーリーはこれ見よがしな恐怖を煽ったり大感動したりするような類ではなく、通して読んでいくと所々に心に刺さるような場面があり、最後には一抹の切な...

わりと好調

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ここ暫く、またスランプに陥ってた感があったのですが、持ち直してきた気がします。 脱出のきっかけはまあ前回書いたあれだと思いますが、その過程で前記の通りクラシックを聴いたり何だかんだとやっていたのと、耳のモードが変化した事もあり、アウトプットとしての楽曲にもいくらか以前と違いが出てきたような気がします。 悪い変化ではないはずです。今後の進歩のきっかけになると良いなと思います。 あと、前からどうにかしようと思っていた事にも手を付けました。 こちら何だかわかるでしょうか。 パッと見て「ああ」と思う人も多いと思います。音楽慣れしてない人には何のことだかわからないかも知れませんが。 要するに、ルートを決めてこの表を見ながら音を選んでいけばギターのボイシングがMIDIや鍵盤の上で再現できるという寸法です。 今までギターパートの打ち込みがかなり適当だったのですが、これでぐっと質が向上(予定)。 他には五線紙を用意してコンピュータとピアノの間を延々と往復するのを減らしたり(予定)、もっと早くやっておくべきだったよなーと思う事を色々整えてます。 やっぱり準備は大事。

ちょっと小休止

最近人気のとあるフリーゲームの雰囲気に、かなり魅了されています。 ゲームデザインやシナリオも素晴らしく見るべきところの多い作品ですが、クラシック音楽を含む楽曲を上手く使って雰囲気を演出しているあたりにもセンスを感じます。 さて、その煽りというわけでもないですが、現在は幾つかのクラシック音楽を改めて聴いていまして、今聴くと新しい発見が色々とあるなぁというのが実感されますね。 個人的に大きかったのはラヴェルの「クープランの墓」です。 初めて聴いたときから良い曲だなと思っていたわけですが、改めて聴くと本当に素晴らしい曲です。 特に"Forlane" と"Rigaudon"がお気に入り。 あとはショパンのピアノソナタ第二番。第三楽章ばかりがやたら有名な作品ですが、個人的には第一楽章が気に入っています。 というかピアノソナタは第一楽章に力が入っていて当然なのですが。 そういうわけで、今まで即興でピアノを弾いて出てきたフレーズを転写するかMIDIを打ち込みながら思いつくまま続きを作っていくスタイルで曲を作っていたのですが、今になって初めて計画的な作曲という物に挑もうとしているわけです。 今のところ断片となるスケッチが幾つかある程度の状態ですが。使えない物も多そうだし。 慣れないやり方で手探りな感じが強いのですが、今までが甘い方向に流れていたという事だと思います。 ちなみに、付随してロックの曲も幾つか聴いております。 Art ZoydやIsildurs Baneなど。

前回に引き続き

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ちょっと機会があってKayakの楽曲"Ivory Dance"を聴きたくなって探したら、 YouTubeで見つかった のですが、何これ凄い名曲じゃないですか。 元々はシングル"Ruthless Queen"のB面として収録されていた曲で、収録作が収録作だけに聴いたことのあるファンの数は少なくないと思われますが、その後"Eyewitness"や"KayaKoustic"などライヴでの演奏こそ発表されていますがオリジナル版は35周年ボックスにも収録されず、入手不可の音源となっていました(探してたのはそれ)。 スタジオ版だけあって後のライヴより雰囲気の演出が優れています。 この曲はそうしたところで目にしていたため探して出会うことが出来ましたが、この手の曲はまだあったりするのかも知れません。 せっかく未発表曲が日の目を見ることですし、そのオリジナルレコーディングとB面曲を集めたレア・トラック集とか出してくれませんかね。やる気があるなら40周年記念CDはそうなっていたとは思いますが。 で、曲の方ですが、得意技の一つである(他の芸風の印象が強いためあまり言われることはないですが)トラッド風の作風にほんのりラグタイムや正統派クラシックな要素も覗かせる作品。 骨格はピアノが固めて、物悲しいメロディにリコーダーが寄り添い、後半はオルガンも入って雰囲気を盛り立てますが、いわゆる厚みや盛り上がりはそれほどでもなく、繊細に組み立てられた音で聴かせる感じです。大きな変化が無く繰り返し主体なので、無限ループ化したら曲調と相俟ってゲームにも使えそう。 タイトル通りの舞曲風な6/8拍子ですが、ピアノの左手のリズムがなかなか凝っていて面白いです。 あ、ちなみに近く"Anywhere But Here" の感想も書きます。