前回に引き続き

ちょっと機会があってKayakの楽曲"Ivory Dance"を聴きたくなって探したら、YouTubeで見つかったのですが、何これ凄い名曲じゃないですか。
元々はシングル"Ruthless Queen"のB面として収録されていた曲で、収録作が収録作だけに聴いたことのあるファンの数は少なくないと思われますが、その後"Eyewitness"や"KayaKoustic"などライヴでの演奏こそ発表されていますがオリジナル版は35周年ボックスにも収録されず、入手不可の音源となっていました(探してたのはそれ)。
スタジオ版だけあって後のライヴより雰囲気の演出が優れています。
この曲はそうしたところで目にしていたため探して出会うことが出来ましたが、この手の曲はまだあったりするのかも知れません。
せっかく未発表曲が日の目を見ることですし、そのオリジナルレコーディングとB面曲を集めたレア・トラック集とか出してくれませんかね。やる気があるなら40周年記念CDはそうなっていたとは思いますが。

で、曲の方ですが、得意技の一つである(他の芸風の印象が強いためあまり言われることはないですが)トラッド風の作風にほんのりラグタイムや正統派クラシックな要素も覗かせる作品。
骨格はピアノが固めて、物悲しいメロディにリコーダーが寄り添い、後半はオルガンも入って雰囲気を盛り立てますが、いわゆる厚みや盛り上がりはそれほどでもなく、繊細に組み立てられた音で聴かせる感じです。大きな変化が無く繰り返し主体なので、無限ループ化したら曲調と相俟ってゲームにも使えそう。
タイトル通りの舞曲風な6/8拍子ですが、ピアノの左手のリズムがなかなか凝っていて面白いです。

あ、ちなみに近く"Anywhere But Here" の感想も書きます。

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