クレオパトラ

この間から、Kayakのサイトで来年予定の新作"Cleopatra"(直接的には九月に発売のEP)のプレビューが聴けるようになっています。
長さは2分程度ですが、4曲分のダイジェストになっているようです。
1は最近の作風に近いハードな感じでしょうか。曲調は大仰、重厚で"Nostradamus"よりは"Merlin"に近い気がします。
2はKayak独特のコード進行と心地よい疾走感がいい劇的な作品。尺の取り方的にも中心的な曲になるのかも知れません。こちらは現在の編成が定着して以降の作風に近い感じ。
3は伝統の良く歌うギターソロ。Johanの時代と比べるとギターの音だけでなくフレーズにも変化が見られるような。
4は物悲しいメロディとフレットレス・ベースの呟きが今のKayakらしいバラードでしょうか。こういう物悲しさは特に"Anywhere But Here"でよく聴かれたのですが、解散前の作品にはあまりなかったような気がします。

総合的に、特に先祖返り的な感じではなく前作までの作風の延長線上にあり、色々と今までの曲に想像は及ぶのですが、Merlinより前には戻らない感じがします。
が、なにせ2分だけなので何とも言えないところです。
確かなのは、これだけで楽しむにも期待を膨らませるのにも充分という事です。
やはりこのバンドの魅力はメロディ(というかそれを裏打ちするコード進行)なので、即効性が強いのです。
とりあえず、現状ではプレビューのプレビューという状態なので、まずはEPの現物を手にしてから語るべきという事になります。
一緒に収録される"Symmetry"も、Yes直系っぽい曲風が現メンバーの演奏でどのように再現されるか興味深いところですね。
とりあえず楽しみに待ちたいところです。

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