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All The Wars

久しぶりに"4 Stories Down"を引っ張り出してきて"The Ground Floor"が改めて聴くと良い曲だなぁとか思ってたわけですが、待ち望んだ The Pineapple Thief の新作情報が解禁されました。 タイトルは"All The Wars"、9月3日発売との事です。 その前に"What We Have Sown"の再販も控えていますので、併せて楽しみなところです。 トラックリストは下記の通り、 Burning Pieces Warm Seas Last Man Standing All the Wars Build a World Give It Back Someone Pull me Out One More Step Away Reaching Out 更にスペシャルエディションにはボーナスディスクとして Warm Seas Reaching Out Last Man Standing One More Step Away All the Wars Every Last Moment Someone Pull Me Out Light Up Your Eyes のアコースティック・ヴァージョンが収録されるとの事。 この内"Last Man Standing"が無料ストリーミングで聴けます。 音の感じは"SHIM"よりも"Tightlu Unwound"に近い気がしますが、メロディなど一部に初期作品を思い出させる要素もあり、なかなか興味深いです。 新機軸のストリングスとクワイアも違和感なくはまっており、完成度はかなり高いと思います。 一方で彼らの得意とする切ないメロディはこの曲では聴かれないため、アルバム全体としてどのようなトーンになるかはまだ不明ですね。 また、アートワークはとても印象的な仕上がりです。 ともあれ、思いの外リリースは近いという事で、ワクワクしながら待ちたいと思います。

Ib

さて、この間から話題に出ている「とあるフリーゲーム」こと Ib です。 公開から程なくしてフリーゲームファンの間で話題になり始め、大きな人気を得たという事ですが、自分は後追いなためそのへんの状況はよくわかりません。 ただ、ニコニコ動画でタイトルは頻繁に目にしていましたし、なんとなく怖くて避けていたのですが、最近人気があるんだなぁというのはなんとなく知っていました。 それでとある動画を観た事で興味が湧いて、さっそく調べてダウンロードしたわけです。 ストーリー面についてはあまりに語り尽くされているので感想など。 まず惹かれるのは音楽による演出の巧みさです。 タイトル画面での印象的なメインテーマは言うに及ばず、ゲーム開始直後からオープニングはバリオスの「プレリュード ハ短調」に館内BGMはコレッリの「ラ・フォリア」と優れたクラシックの曲を用いて耳を引きつける憎い演出を見せます。 実際、動画を見たときもここまで進んだ時点で既にダウンロードを決意していた気がします。 その他は基本的にフリーBGM素材を使用していますが、選曲と使い方が絶妙で上手い具合にストーリーと雰囲気を盛り上げてくれます。 ゲーム性においては難しすぎず、かといって単純過ぎもしない謎解きの難易度が良い感じで、ちょっと迷うかも知れないけどまず詰まらないという感じで気持ちよく進行していきます。 特に感心したのが、作品の舞台である美術館をうまく活かしたギミックの数々。 単純な「お使いイベント」の置き換えに「それである必然性」を与えた上で雰囲気の演出にも一役買っているという何とも見事な使い方です。 中でも別行動になってからの一連の攻略は謎解き的にも本作のゲーム的ハイライトだと思います。  また、あらゆる意味でキーとなる美術品の数々も非常によく出来ており、中には本当に現代美術の有名作品ではないかと思う物もあるくらいです。 これらの作品が、ゲームとしての本作にも華を添えているのは言うまでもないでしょう。 最後に、これらについては語る事もないくらいファンの間で話題にされ尽くしているのですが、ストーリーとキャラクターも素晴らしいものです。 ストーリーはこれ見よがしな恐怖を煽ったり大感動したりするような類ではなく、通して読んでいくと所々に心に刺さるような場面があり、最後には一抹の切な...

わりと好調

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ここ暫く、またスランプに陥ってた感があったのですが、持ち直してきた気がします。 脱出のきっかけはまあ前回書いたあれだと思いますが、その過程で前記の通りクラシックを聴いたり何だかんだとやっていたのと、耳のモードが変化した事もあり、アウトプットとしての楽曲にもいくらか以前と違いが出てきたような気がします。 悪い変化ではないはずです。今後の進歩のきっかけになると良いなと思います。 あと、前からどうにかしようと思っていた事にも手を付けました。 こちら何だかわかるでしょうか。 パッと見て「ああ」と思う人も多いと思います。音楽慣れしてない人には何のことだかわからないかも知れませんが。 要するに、ルートを決めてこの表を見ながら音を選んでいけばギターのボイシングがMIDIや鍵盤の上で再現できるという寸法です。 今までギターパートの打ち込みがかなり適当だったのですが、これでぐっと質が向上(予定)。 他には五線紙を用意してコンピュータとピアノの間を延々と往復するのを減らしたり(予定)、もっと早くやっておくべきだったよなーと思う事を色々整えてます。 やっぱり準備は大事。

ちょっと小休止

最近人気のとあるフリーゲームの雰囲気に、かなり魅了されています。 ゲームデザインやシナリオも素晴らしく見るべきところの多い作品ですが、クラシック音楽を含む楽曲を上手く使って雰囲気を演出しているあたりにもセンスを感じます。 さて、その煽りというわけでもないですが、現在は幾つかのクラシック音楽を改めて聴いていまして、今聴くと新しい発見が色々とあるなぁというのが実感されますね。 個人的に大きかったのはラヴェルの「クープランの墓」です。 初めて聴いたときから良い曲だなと思っていたわけですが、改めて聴くと本当に素晴らしい曲です。 特に"Forlane" と"Rigaudon"がお気に入り。 あとはショパンのピアノソナタ第二番。第三楽章ばかりがやたら有名な作品ですが、個人的には第一楽章が気に入っています。 というかピアノソナタは第一楽章に力が入っていて当然なのですが。 そういうわけで、今まで即興でピアノを弾いて出てきたフレーズを転写するかMIDIを打ち込みながら思いつくまま続きを作っていくスタイルで曲を作っていたのですが、今になって初めて計画的な作曲という物に挑もうとしているわけです。 今のところ断片となるスケッチが幾つかある程度の状態ですが。使えない物も多そうだし。 慣れないやり方で手探りな感じが強いのですが、今までが甘い方向に流れていたという事だと思います。 ちなみに、付随してロックの曲も幾つか聴いております。 Art ZoydやIsildurs Baneなど。

前回に引き続き

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ちょっと機会があってKayakの楽曲"Ivory Dance"を聴きたくなって探したら、 YouTubeで見つかった のですが、何これ凄い名曲じゃないですか。 元々はシングル"Ruthless Queen"のB面として収録されていた曲で、収録作が収録作だけに聴いたことのあるファンの数は少なくないと思われますが、その後"Eyewitness"や"KayaKoustic"などライヴでの演奏こそ発表されていますがオリジナル版は35周年ボックスにも収録されず、入手不可の音源となっていました(探してたのはそれ)。 スタジオ版だけあって後のライヴより雰囲気の演出が優れています。 この曲はそうしたところで目にしていたため探して出会うことが出来ましたが、この手の曲はまだあったりするのかも知れません。 せっかく未発表曲が日の目を見ることですし、そのオリジナルレコーディングとB面曲を集めたレア・トラック集とか出してくれませんかね。やる気があるなら40周年記念CDはそうなっていたとは思いますが。 で、曲の方ですが、得意技の一つである(他の芸風の印象が強いためあまり言われることはないですが)トラッド風の作風にほんのりラグタイムや正統派クラシックな要素も覗かせる作品。 骨格はピアノが固めて、物悲しいメロディにリコーダーが寄り添い、後半はオルガンも入って雰囲気を盛り立てますが、いわゆる厚みや盛り上がりはそれほどでもなく、繊細に組み立てられた音で聴かせる感じです。大きな変化が無く繰り返し主体なので、無限ループ化したら曲調と相俟ってゲームにも使えそう。 タイトル通りの舞曲風な6/8拍子ですが、ピアノの左手のリズムがなかなか凝っていて面白いです。 あ、ちなみに近く"Anywhere But Here" の感想も書きます。

マーリン、ノストラダムス、そして。

Kayak の公式サイトをチェックしたところ、次のアルバムについて幾つか興味深い情報がありました。 まず、九月にKayak biographyの本が出ます。著者は奥様ことIrene Linders。そして、時を同じくして40周年記念のミニCDが発売されます。 内容は、来年発売予定のアルバムからのプレビューと、1972年に制作されてお蔵入りしていた楽曲のリメイク。タイトルは"Symmetry"。 オリジナルは15分に及んだそうですが、今回は9分程に再構成されての録音となるそうです。 試聴できる当時の録音では、期待通り当時のプログレ(というかYes)の影響を存分に感じさせる音が聴けます。この1分半だけでもどうして今までリリースされなかったのか不思議なくらい魅力的に思います。 音と演奏はやはり70年代当時のKayakらしい硬質さとエキセントリックな印象を受けますが、今のKayakの音でどう生まれ変わるか期待したいです(こういう音のまま出てくれば70年代プログレの傑作になっていたような気がしますが) アルバムのプレビューはこれまた9分程度の(おそらく)編集版、アルバムは三作目となるロックオペラ、コンセプトアルバムで、タイトルは" Cleopatra- The Crown of Isis "となっています。 "Merlin - Bard of Unseen"、"Nostradamus - The Fate of Man"に続いて、今回も「人名 - サブタイトル」のフォーマットとなっており、これまで通りひとりの人物にスポットライトを当てたドラマティックな作風が期待されますね。 そして、その人物は、見ての通りエジプト女王クレオパトラとなっています。 エジプトという音楽的にも特徴のある国を題材に、はたしてどんな音楽を聴かせてくれるのか興味があります。 当然まだまだ完成は遠いのでしょうが、秋頃には一部とはいえ実際の音を聴かせてくれるというのですから、本編の登場も来年のそう遅くない時期になるのではないでしょうか。 Pimの死去により一時は活動さえ危ぶまれていたKayakですが、それを乗り越えて極上のポップアルバムとなった前作に続きこのような作品を送り出そうとしてくれるとは、本当に嬉し...

ほほう。

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以前より情報はあったものの姿が見えてこなかった Chris Fry のソロアルバムですが、MagentaのCRSライブにて演奏されるとのアナウンスがあり、期待が高まっていました。 そしてこの度タイトルと収録曲が発表され、サンプルがYouTubeにアップロードされました。 タイトルは"Composed"、ライヴと同じ3/31に発売予定。 様々な木で作られたギターピックが並べられたカバーもなかなか素敵です。 内容はロック色の(聴く限りは)一切無いアコースティック、特にクラシックギターを中心に据えたギターアルバムです。 エレキギターらしき音は入っていないようで、ナイロン、スチールの両アコースティック・ギターに、ヴァイオリンやストリングスのサポートを用いた正当派クラシカルな内容に仕上がっています。 単なるイージーリスニングのような感じではなく、テクニカルな部分や緊張感のある曲調なども見せているようです。 最終曲はYouTubeでもライヴ映像が見られる"Secret Garden"。これがなかなか良い曲なのです。 しかしながら、前からMagentaのアルバムにクラシックギターが足りないと言っていた位に彼のクラシックギターは好きなのですが、いざそればかりのアルバムを目の当たりにするとエレキギターを弾きまくるところが恋しくなる辺りわがままだなーと思います。