Frozen North

この前からこの話題しか取り上げてない(というかこれに動きがあったときしかブログを書こうとしていない)気がしますが、Wisdom Of Crowdsのアルバムから一曲のエディット版が先行公開されました。
1:30サンプルで最後に流れていた曲ですね。
ナイロン弦ギターの伴奏によるアコースティックなバラードからヘヴィなエレキギターが飛び込み重々しい雰囲気に、そこまではまあ予想通りですが、2コーラスを終えてからシューゲイザー、ブレイクビートな間奏を経てストリングスを従えた進行は(決して新奇な手法ではないのですが)予想外でした。
冒頭のギターアンサンブルはTPTでは見られなかったクラシカルな表現で、そういえばBruceはブログやビデオでナイロンギターを所持している事は明言していましたが、それをここまで大々的にフィーチャーした楽曲は初めてかも知れません。
曲調は度々ヘヴィに変化するのですが、少し落ち着くとナイロンギターが顔を出し、全体的な印象はその音に決定づけられている感じがします。
前半と後半でかなり表情が変わって感じるストリングスも良い演出になっています。
何となくPaatos等北欧のシンフォニック・ロックを思い出すところもありました(Katatoniaも北欧出身ですが)。

個人的には、これを聴く事で前のサンプルでは若干不確定だったTPT的な要素に止まらない新しい面を見られることがほぼ確定したので、あとは純粋に楽しみです(これ以上の追加サンプルはもうないでしょうし)。
ちなみに、今回の曲は長さが五分半ありますが、タイトルには"(edit)"とあります。
展開的にも完結しているように思いますが、フルヴァージョンはもっと長いのでしょうか?

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