夏ですね。

この間までの大雨で大きな被害が出たと思ったら、そのあと猛暑による熱中症や水難事故でまた多くの被害が出ているようで、この夏は大変なことになっていますね。
連休に入って 観光などに関わる交通事故も起こっていますので、自分自身も注意しないといけませんね。

さて。最近、今更というかまたというかNilにはまってます。
といっても、"Nil Novo Sub Sole"は既に幾度となく聴いたので、今気になっているのはその前作"Quarante Jours Sur Le Sinaï"です。
気になってはいながら入手機会が無く放置状態にあったのですが、旧公式サイトの跡地にサンプルが残っていることが発覚したので聴いてみたのです。
冷ややかなまでに透明なキーボードとハードでざらついたギター、アクセントの強いドラムに音数の多いベースによる演奏のイメージはNNSSと同じなのですが、全体を貫くコンセプトがあるためか音の要素が多く、ゲストによる管弦や意外にメロディアスな部分などもありサンプルだけでもかなり楽しめます。
そしてサンプル6や8、9のようなヘヴィでテクニカルな演奏ではバンド全体の演奏力としてジャズロック系の猛烈なテクニックがあることがわかります。
サンプル10での男性ヴォーカルによる悲しげな歌唱などはNNSSでは聴かれない要素であり、本作が単なる準代表作ではなくてNNSSと並ぶ「もう一つの」代表作であると実感させられました。
持ってないので詳細は不明ながら、古代エジプト文明を巡る叙事的な物語というテーマ性があるおかげで一つ一つのパートがとても劇的で、演出的な部分ではゲーム音楽好きの方にも絶対に受けると思う。

ちなみに、編成的にはインスト版NilともいえるSyrinxの楽曲はベースのSamuel Maurinのサイトで試聴できますが、やはりというかNilのイメージそのままです。
ギターはアコースティックだけのようですが、あんまりそれを感じさせないハードな感触があり、アンサンブル全体としての音の重ね方が練られているのに加えてDavid Maurinの演奏の凄さというのもありそうな気はする。

話は変わって、Pineapple Thiefの新情報です。
九月後半にEPが発表される模様。移籍以降、アルバムの後にEPというのが定番になってきましたね。
もうひとつは、年末頃に"10 Stories Down"が再販されるとのことです。
中古市場で過去の作品が非常な高値で出回っていることに歯止めをかけたいようで、積極的に再販はしていきたいようです。
ただ、今のところ"8 Days (Later)"がついてくることは「ありそうにない」らしく、少し残念です。

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