Someone Here Is Missing

Pineapple Thiefの新作"Someone Here Is Missing"のサイトが公開されました。
アートワークや歌詞、もちろんサンプルと内容盛りだくさんとなっています。
気になる楽曲ですが、サンプルを聴く限りファンは決して裏切られないPineapple Thiefサウンドです。
その上で、リズムやギターなどに新しい試みも垣間見られる内容になっているように思います。
サンプル最初の曲はシンセのシーケンスとギターリフに今までとは違った表情が見られます。
次の曲もグリッチ的なドラムが面白いですね。続く二つは少し初期っぽい雰囲気もある気が。
更に次の二つは今のPineapple Thiefらしい曲。残りはアグレッシブなギターが耳につきます。
評価としてどうかといえば、思ったよりは新奇なものではなかったと言わなければ嘘になりますが、短いサンプルの中にも耳に残るフレーズが幾つか見付けられたこともあり、かなり良いと思います。

更に、KScopeのメーリングリストに登録するとダウンロードできる"Show A Little Love"のMP3についても。
サンプルの方で"Show a little love"と歌詞が聞こえる曲ではなくて、ギターがうねっている方の曲です。
初っ端からアメリカンなブルーズ風のギターリフに面食らいますが、シンセベースやリズムマシンの音も取り入れつつ、アコースティックなPineapple Thiefらしいところやハードなギターリフがリードするロックパートと表情が大きく変わるのが面白い。
"Wretched Soul"以来の耳穴ねじ込み式ギターソロはおそらくピッチシフターを使用しています。
それにしてもメインになるギターリフはT-Rexの有名な「20世紀少年」みたいだ(サンプルの最後のやつな)。
なんというか、一言では表現しにくい不思議な曲です。

全体的に、いろんな要素を含んでいるようなのですが、故にパートによっては逆にメインストリームに近付いているような気もします。
勿論、それが悪いなんていうことは全くないので、これは期待して待ちたいですね。

発売は5月24日になるそうです。スペシャルエディションもあるので予約をしましょう。

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