早いものですね。

あの衝撃的な災害から、もう一年経ちました。
その少し前にはニュージーランド地震の追悼集会もありましたが、特にそこに参加していた日本人遺族の胸中はどのようなものだったのでしょうか。僕には想像することすら叶いません。

当日のことはまだはっきりと憶えています。
ゆっくりとした妙な揺れに驚いて慌ててテレビを点けたこと、急速に慌ただしくなっていく報道の雰囲気、発表されたマグニチュードが何度も引き上げられたこと、流れてきた津波の映像、いい加減な認識で地震観測所を叩いてたネット上の人、今思い出してもドキドキします。
もちろん、その後の原発事故に関する報道も。
段々と報道の焦点は「震災」から「原発」に移っていったように思いますが、震災が既に起きてしまったことに対して原発の方は現在進行形で拡大している事象だった訳ですから、当然のこととは思います。
とにかく、丁度一年前にこの国は大きく動きました。世界が変わったと言っても良いかもしれません。
実際に目の当たりにした事件でこれほど深く歴史に刻まれるであろう出来事は、その10年前、同じ「11日」にあったあの事件以来だった気がします。
しかしながら、当初こそ日本中、世界中の人々が団結して助け合い前に進もうとしている事を思わせる事柄が多く紹介されましたが、結局のところ大きな悲劇の後でも人間の本性が変わるわけではないことを思い知らされた一年でもあったように思います。
特にネットメディア、ソーシャルネットワーク上でのリテラシー崩壊には徹底的に失望させられた感があります。

何にしても、あれから一年、犠牲になった多くの人々に改めてお祈りを捧げるとともに、被災地が少しでも力強く立ち直っていくことを願っていきたいと思います。

……不思議なもので、このブログ、ほぼ個人の日記帳のような扱いながら人に見られても困ることはないような文章で書いていると思ってはいるのですが、いざ知らない誰かに読まれていることがあるかもと思うと凄く焦ります。恥ずかしいです。
あまり意識してませんでしたが、それじゃ何のためのブログだよって感じですよね。
この文章を読んでいる方、いますか? こんなブログで本当にいいでしょうか?

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