追悼。

久々の更新です。
なのですが、残念なことに今年三回目の訃報から始めなければいけません。

Kayakのドラマー、Pim Koopmanが先月23日に亡くなりました。
今年亡くなった中でもMichael JacksonやLes Paulの方が大きな存在だったのは確かですが、個人的にはこれらの方々とは異なり現在進行形で活動を追いかけているバンドのメンバーであるということで非常にショッキングでした。
Kayakが最新作"Letters From Utopia"をリリースしたのもついこの間のことで、さあツアーも始まるぞという矢先のことで、本当に突然であり、残念です。
当然ながらPim Koopmanという一人のミュージシャンが亡くなったことに対する情緒的なこともそれなりにあるのですが、ここはそれを押さえてPimという欠かせざるメンバーを失ったKayakの今後について考えてみます。
公式サイトではバンドの存続に関してもまだ決まっていないと記されています。彼はTonと並ぶツートップでしたから、そうなるのは仕方ないでしょう(他のメンバーだったらバンド自体は続くでしょう、と言ってしまうと不謹慎かもしれませんが)。
しかしながら、70年代のKayakが四作目以降Pim抜きで活動していたことも確かです。そして、代表作である"Ruthless Queen"や"Merlin"はこの時期の作品です。
後任のドラマーさえ見付けられれば、再編Kayakのイメージを保てるかどうかはともかくKayakとしての活動には支障はないように思えます。
個人的には、残ったメンバーにまだバンド活動を続ける力があるのなら、続けて欲しいです。
Pimもバンドの未来を思っていたはずで、Kayakが活動を続けることを望んでいたはずなので、などと綺麗事を言う以前に、僕はまだまだKayakの曲を、メロディを聴いていたいのです。
とはいえ、跡を継ぐドラマーを見付けるのは難しいかもしれません。70年代ならMax Wernerでしたが、彼が今Kayakに参加出来るくらいドラマーとして現役かどうかはわからないので何とも言えません。Ton周辺ということで言えば優れたドラマーを探すのは難しくないような気もしますが。
しかし、もし今後Kayakの音で誰かに対する思いを歌い上げるような曲を作られたら本当に泣いてしまうかもしれないな。

それにしても、あまりにも突然のことでした。
彼が参加した最後の作品、Letter From Utopiaのプロモーションムービーの、最初のナレーションは"KAYAK is Back!"でした……。




話は変わりますが、Native InstrumentsからScarbee Jay-Bassが発売されて、これで晴れて全てのScarbee製品(ベース関連)がNI製品としてリニューアルされたことになるようです。
これを書いている時点でニュースサイトに記事が無くて(Harmony Centralにはあったようですが)、NIのサイトを見て初めて知ったのでかなりびっくりしました。

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