Vintergatan

今日になって知ったのですが、来年デビュー予定のスウェーデンのバンド、Vintergatanが動画を公開し、そこそこ注目を集めているようです。
バンドとはいうものの、今回発表された楽曲を聴く限りではロック的な要素は薄く、ドラムンベース、エレクトロニカ的な印象を強く感じます。
動画内で演奏が確認できる楽器でロック的なのはドラムくらいで、他にはパンチカード式のミュージックボックス、グロッケンシュピール、アコーディオン、スネアドラムに数種類のシンセサイザー、というところ。
更に動画では様々なシンセサイザーやサンプラー、打楽器、トイピアノ、ヴァイオリンやリュート、グランドピアノにエレキギターなどの存在も確認でき、これらが全て実際に使用されるとすればアルバムはかなりカラフルな内容になりそうです。
これら楽器の選択はどちらかというとロックバンドというよりは所謂シネマティック系統の音使い、あるいはSigur Rosの血統とも言えるかも知れません。

楽曲に関しては本当に素晴らしく、自分が日頃から作りたいと思っている曲調を凄くハイレベルでやられてしまった感じで、ちょっと妬ましくもあったり。
ロマンティックなミュージックボックスのテーマに激しいリズムが重なり、叙情的に展開していく曲調は、切り絵で作られた絵本風なPVの作りとあわせて日本の若年層……はっきり言えばニコニコ動画でVOCALOID曲とかを聴いている人たちにも受けそうな気がします。
この曲とずらりと並んだ楽器群から想像するに、色々な音色を用いた情景的な演出が得意と思われ、そうだとしたら大好きなタイプです。
早速来年の楽しみが出来たというところでしょうか。

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