今回はどうだろ。

毎年恒例のNAMM Showが先日まで開催されてました。
個人的には、今回はやや興味を引かれるような展示は少なかったように思います。
RolandからはV-DrumsGTシリーズデジタルピアノの最新モデル、モニタースピーカーにFenderとのコラボレーションによるStratcasterなど、インパクトはさほどでもないものの素直に魅力的な新製品が並びました。
Korgもチューナーを中心に幾つかの製品ラインを一気に最新世代に更新、最近流行りのポリフォニック・チューナーも加わりました。この形式のチューニング作法について製品情報で記述してある辺りがさすが大手。更にKorg関連ではVOXの"DelayLab"とPRS"P22"が目を引くところでしょうか。
Yamahaは新奇性の高い話題はありませんでしたが、会場ではTHRシリーズなど魅力的な新製品の実機を試せたようです。新発表では、ずっとパーツの提供が止まってたドラムラックのリニューアルとMGミキサーの上位モデル、改良された調音パネルなどが注目でしょうか。

それら国内大手以外では、Universal Audioから発表された"Apollo"はかなり話題を呼びそう。
他にもHOOK UPの取り扱いメーカーからは色々と興味深いものが出ているようです。Waldorfと、なんとAuturiaが本物のアナログシンセサイザーを発表したのが面白いところでしょうか。最近、アナログが(バーチャル含め)再び活況を呈しているような気がします。
Nordからはオルガンの新製品"C2D"が。ドローバーが付いて本物感覚のオルガン演奏が叶うようになりました。もうこのカテゴリーの定番と言っていいでしょう。Nord Drumはやはり最近のヴィンテージモダン指向を感じさせる製品。個人的には使うところがなさそうですが、製品としては魅力的です。

ソフト関連では意外と目を引くものが(あくまで個人的な趣味では)なかったのですが、Vir2はFractured発売から間もない時期ながら新製品"Studio Kit Builder"のデモを行っていたようです。これも出るって言ってから長かったですね(存在が明かされたのは昨年のNAMMのはず)。
最近のドラム音源のトレンドになっている機能は当然のように搭載。待たされただけに期待通りの製品になっていそうですが、今ではドラム音源はNIのものを含め群雄割拠の状態なので、この製品の特徴である多機能がどこまで存在感を主張できるのか注目です。
少なくともElectri6tyほどのヒットにはならない気が

こうして纏めてみると、今回はドラム関係で気になるものが多かったように思います。
逆にベース関連はかなり寂しい感じに。
全体的なトレンドはコンパクト、ガジェット化と本物のハードウェア指向の二つと見ました。
新製品発表自体はやや今回は地味な感はありましたが。

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