さて、それに引き続き

放置している間にMagentaのChameleon Projectに新しい曲が来ていました。
タイトルは"Turn The Tide"。今までで一番長い曲ですが、内容はゆったりと流れる穏やかなバラードです。
夢見るようなシンセ・ストリングスとピアノの響きから始まり、サンプルによる管弦も交えながら少しずつ盛り上がっていきます。ここでのギターは今までMagentaではあまり聴いてこなかった甘い音が印象的です。
途中で入るシンプルなシンセ・チャイムによるアルペジオは一瞬呼び出しチャイムを思い出しますが、そこにアコースティック・ギターが加わると一気に演奏が動き出し、Fyreworks以来(もしかするとCyan以来なのかな)おなじみの震えるようなシンセサイザーも表れます。
そしてChrisらしい歌うようなギターソロに引っ張られてシンフォニックに盛り上がり、穏やかなピアノで締め。
Magentaには珍しい曲調のように思いますが、演奏的には彼らの「静」の表現力を存分に生かした内容になっており、長めの演奏時間をゆったり使ったいい内容です。
また、歌詞のページを見るとこの曲が5、Rawが6となっていることから、どうやらここから"Raw"に繋がるようです。
実際並べて聴いてみましたが、かなりの急展開。これはアルバム全体の構成がどうなっているのか気になるところです。

それと、ここまでの公開されたのはどれも割と素直な構成の(プログレ色の少ない)曲ですが、Magentaのオリジナルアルバムがそれだけで埋まることは考えにくいですし、何より最終的にはCDが手元に届くまでに収録曲の半分を聴くことが出来る内容になっているわけですから、アルバムには何か隠し球が用意されているような気はします。
なにより、平均5分弱で8曲では短すぎますからね。

もう一つ。
The Pineapple Thiefが収録していたPink Floydのカヴァーは"Money"だったことが発表になりました。
Bruceいわく、Dark Side Of The MoonでTPT流に仕上げられると思った唯一の曲だそうで、思ったより簡単な仕事ではなかったようです。
カヴァーということで対Pink Floyd比での力量が問われそうです。フルヴァージョンはYouTubeで聴けるのでしょうか。楽しみです。

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