今までの色々と。

二週間以上も放置してしまいましたが、その間に色々とここでも書くべき事がありました。

DPRPから、DPRPollの結果が発表されました。
まずBest AlbumsではPorcupine Tree"The Incident"が一位、以下Transatlantic"The Whirlwind"、IQ"Frequency"と続きます。概ね予想通りでしょうか。
Best Tracksでは上位の多くをPorcupine TreeとIQの曲が占めています。
一位が"Time Flies"だったのは少し意外な気がしましたが。
そしてBest Artworkでも上位はBest Albums上位とほぼ同じになっています。更にいえば、Biggest Disappointmentの上位もこれらのアルバムが名を連ねているのは(毎年のことですが)面白いです。
Biggest Happeningでは、一位のTransatlanticは当然なのですが、ただの新作の発表であるPorcupine Treeが三位に入っていることは少し驚きました。
最後に各パートの人気投票であるBest Individual Performancesです。
結果は
Best Guitarist:John Petrcci(Dream Theater)
Best Keyboardist:Mark Westworth(IQ)
Best Vocalist:Peter Nicholls(IQ)
Best Drummer:Gavin Harrison(Porcupine Tree)
Best Bassist:Pete Trewavas(Transatlantic)
となっています。

Guitaristはやはりメタル的なテクニカルなスタイルが人気なのでしょうか。以下はRoine Stolt(Transatlantic)、Steven Wilson(Porcupine Tree)、Mike Holmes(IQ)、Steve Hackett(Steve Hackett)と続きます。Roineは(Agents Of Mercy)の方でも八位に入っています。
Keyboardistの方もJordan Rudess(Dream Theater)、Neal Morse(Transatlantic)、Andy Tillison(The Tangent)、Richard Barbieri(Porcupine Tree)となっており、傾向は似ていると言えます。
一位はIQのアルバムで見せた多彩かつ透明感と厚みを併せ持った表現が見事だったので、納得です。
Vocalistでは少し様子が異なり、一位こそIQなのですが、他ではトップ集団の下に付けていたバンドのメンバーがトップ集団の間に割って入る形になっています。
票があまり集中せず、エントリーも最も多かったようで、歌の好みは様々だということを示した形になりそうです。
Drummerで注目すべきは二位のMike Portnoy(Transatlantic)と三位のMike Portnoy(Dream Theater)。
両バンドでほぼ変わらない得票数を得ており、総合ではダントツの勝者といえそうです。一位のGavin HarrisonもOSIで十位に入っているのに注目。
得票を見るにほぼこの二人の争いといって良さそうですが、続くのはAndy Edwards(IQ)、Nick D'Virgilio(Big Big Train)と安定した布陣。
Bassistの一位はパートごとの得票率ではトップでした。他の部門と比べると同一人物への票の分散は少ないとはいえ、二位以下を大きく引き離しており、これは凄いです(一番の票割れは本人がMarillionで七位に入っていること)。
二位は意外にもMariusz Duda(Riverside)、続いてJohn Jowitt(IQ)、Colin Edwin(Porcupine Tree)、Jonas Reingold(3rd World Electric)の安心の面子。
全体的に、Transatlantic、IQ、Porcupine Tree、Dream Theater、Riversideが圧倒的に人気を集めていて、まぁ要するにいつも通りなのですが、Transatlanticをはじめこれだけのバンドが競うことになったのは2009年のレベルの高さを端的に示しているのではないかと思います。

さて。Magentaからは新作制作中のニュースからあまり間を開けずにDan FryがWinters End Festival(3/13)を最後に脱退との発表がありました。
Chrisとの兄弟でのパフォーマンスは魅力的でしたし、ベーシストとしても優れた人でしたから残念ではありますが、自分の音楽がやりたいということのようです。
新作では彼が演奏しているのか、も気になるところではありますが、やはり後任のベーシスト人事も気になるところ。
現在オーディションを行っているようなので、Danの脱退を補って余りある人材が発見されることに期待したいですね!

そして最後に、The Amber Lightの"Play"が届きました。
12曲中10曲は聴いたことがあったので買う価値について不安もあったのですが、残り二曲がとても良かったですし、他の曲もちゃんとした音で聴くとなかなか良いものです。
ヴォーカルには前作までの異様なまでのカリスマはやや抑えられたようですし、ベースやドラムの演奏もシンプルになったのですが、ギターはとてもかっこいいし、多彩なキーボードの音が新たな魅力を加えています。冒頭、"Moody"のダブルギターの絡みはハードロック系リスナーの心を確実に捕らえると思います。
聴くほどにアルバムそのものの廃盤とLouisの脱退は残念ですが、両方が更に充実した音楽活動を行っていくことを願ってやみません。

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