Pineapple Thiefの"Magnolia"は

こちらの情報を見ると最長でも5分半と、これまでで一番サイズの短い、言い換えればプログレ色の薄い作品になっているようです。
これを普通のポップロック化したと言うのは簡単ですが、元々短い曲で情感的なメロディを印象づけるのが一番得意なバンドだったので、特に期待度が下がるような話ではありません。
もちろん、長めの時間を使ってゆったりと盛り上げていくのも持ち味の一つではありましたから、今回はそういうのはないのねという点で残念ではありますが、これは一皮剥けてやることがはっきりしたと捉えるところかと思います。

ちなみに、それとは反対の路線を進んでいるのがRob Reedの"Sanctuary"となっています。
こちらは2パートに分割された各20分ほどの2曲とLP時代、もっと言えば初期のMike Oldfieldを意識した構成になっています。
パート1は既に試聴可能なのですが、ところどころOldfieldの特定の曲に対するオマージュ的なところを盛り込んだ内容で、はっきり言えば今年Mike Oldfieldの新作が出たという話を聞いたら知らない人は「おおこれか、久しぶりに初期の路線なんだな」と思ってしまいそうなレベル。
そして、20分間通して流れが詰まるようなことはなく、聞きどころを保ったまま最後まで進むので聴いてて楽しいです。
既に発送されたとのメールは数日前に届いているので、早ければ明日にでも届くと思われます。

今年はここまでも気になる作品が結構な数リリースされましたが(RPWL、Frequency Drift、Synaesthesia、Syndone、The Watch、Glass Hammer等)、下半期にリリースラッシュが続き、今回触れた二作品に加え
Anathema/Distant Satellites
Fredde Gredde/Brighter Skies
Sylvan/Home
Moongarden/Voyeur
Kayak/Cloepatra
……等々が次々出てくるので大変です。
(IQを含めようと思ったらあれ上半期の作品だった、というのはここだけの話)

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