放置したなぁ。

今後のために更新のペースは保とうと思っていたのだけど。
とりあえず、黙ってた期間中の話題。

dorikoさん「歌に形はないけれど」通常版、「夕日坂」6/11に同時発売。
買います。ええ勿論二枚とも。オリコンに入って世間にミクの力を見せつければいいと思います。
まさかの本当だった「がくっぽいど」とあわせてMステのエムトピとかで紹介して貰えばいいと思うのです。

Bela D Mediaのサイトが
リニューアルしました。
デザインは好みによってどっちがよかったか違いそうな気がしますが、まぁどうでもいい。
情報量は間違いなく増えてますよ。
あと、Divaの個別タイトルが無くなって再構成版の"Diva Revamp"として再発になるそう。
Lyrical Distortionの再発も期待して良いんでしょうか。

Yes
ツアーに向けて新曲を作っているとの事。しかも組曲構成。
おお、これは期待。アルバムになるかどうか判らないそうですが、ぜひして欲しいところ。

・ぼかりす
例の、人間の歌をVocaloidの歌唱パラメーターに置き換える技術。
難しい技術です。
個人的に、実際の歌唱を別の声でなぞり直すという手法は技術的には勿論、音楽表現の手段としてもかなり面白いものだとは思っています。
歌ものを作れて歌も歌えるけど声が合わない、そもそも性別が違う。そんな人にとっては願ってもない救世主かも知れません。
それが一個。
でも、はたしてある歌い手の歌をトレースする事にVocaloidならではの面白さはあるのか? これは難しい問題。
ボカロ曲は職人が手作業で丹誠込めて組み立てるもの。そんな事は言いません。生活雑貨だって昔ながらの職人技で作られたものは素晴らしいけど最新技術で生産された市販品も手軽で便利なんですから。
ただ、結局は歌を収録する必要がある技術がVocaloidのそもそもの目的にフィットするのか?
何よりみんながそれぞれの解釈と腕と手間を駆使して思い思いに「歌い手としての」初音ミクらVocaloidを作り上げている今の状態に、これで作られた曲は馴染むのか?
という事を考えると、この技術をどう扱えばいいのか悩むところです。
以前の、歌手の代用としてのみVocaloidが存在していた時期ならもっとすんなりと受け入れられたでしょう。
でも、今や初音ミクや鏡音リン・レン、MEIKOやKAITOまでが確固たる「歌い手」「キャラクター」そして「アイドル」としてその存在感を示している。
そんななかで誰か人間の歌った歌をトレースした曲がさもミクが歌ったような顔で「初音ミクオリジナル曲」として出て来た時に、果たしてそれが「ミクの歌」と認められるかどうか。
おそらく、ぼかりすに対する強い反発は、不気味の谷や職人技への崇拝といった問題ではなく、そんな事に対する潜在的な警戒が生んだものではないかと思っています。
個人的には、他のボカロ曲と何も変わらないような顔でそういった曲が出て来たら違和感はぬぐえないかも知れません。
何しろ話題の動画で既にぼかりすではミクの声を超えてモデルの癖が強く表れてくる事を見せつけられてしまったのですから。
少なくとも、たとえば「ぱららぱっぱ」「鼻炎狂騒歌」あたりの可愛らしい味、テクノ系の機械的な感触、暴走Pの曲のような無茶な歌唱はぼかりすではカバーできない部分だろうし、そうした曲でぼかりすが幅を利かせる事はないでしょう。
それでも、これを使える環境と使うにあたる目的を持っている人は新しい表現としてこれを利用するでしょうし、そうして出来た曲にも素晴らしいものは数多く生まれるでしょう。
ぼかりすが出た事でそれを使わないと行けなくなったわけではないのだし、とりあえずは新しい表現手段が増えた事を、素直に歓迎すればいいのではないかと思います。

今後も扱いによって上手にも下手にも歌ってくれるというVocaloidの味はなくなるわけではないし、上手く歌わせる調教を称えることは変わらず出来るのですから。

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